映画「天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント」を観た話。
どんな映画かって?
一言でいえばインタビュー・ドキュメンタリー映画です。
インタビューの質問は一つ。
「WHY ARE WE CREATIVE?」(あなたはなぜクリエイティブなのですか)
この質問を監督自身が、ミュージシャン・芸術家・映画監督・デザイナー・俳優・パフォーマー・政治家・科学者などなどに直に会ってどんどん質問していきます。
この答えがまたみんな千差万別で…と思えばどこか底辺で通じているものもあったりして。
基本的にドンドン人が変わってその人に質問していくスタイルで進みます。
監督が20年以上かけて世界を旅して質問して回ったという苦労作。
明朗簡潔に答える人もいえば、延々と語り出す人もいたりして。
共通にしているのはその質問に答える時のみんなの生き生きとした表情。
※一部を除くw
ゲリラ的にインタビューを敢行するシーンもあって、そこはマイケル・ムーアや、かつての電波少年を想い起こさせます。
何かコトを始めよう、始めたい、始めている人は刺激を受けるんじゃないでしょうか。
ただマイナス面をあえて書くと、基本的にずっと同じトーンで進むので映画自体の起伏は少ないです。
もちろん、物語構成は考えられていて最後に上手く集約されていくんですが、中盤は若干ダレるところもあったかな。
あとは邦題。
あまりにもダサすぎる。
よくある自己啓発本みたいなタイトルです。
これなら原題のまま「Why Are We Creative?」でよかった。
総評として大絶賛というわけではないけれど、確実に刺激を受ける作品です。
何かモノ作りをしている人、芸術文化が好きな人ならば観てみて損はないと思います。
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