ジェンダーは男と女の2種類ですか?

トランプ大統領が「ジェンダーは男と女の2種類とする」と宣言したことが話題になっているので、個人的な意見を、自分のために書いておきます。

私は性別違和のあるセクシャルマイノリティと自認しています。
しかしその性別違和はそれほど強くないので、生物学的な性である男性として日常生活をおくっています。
では、私の感じている性別違和とはどのようなものか。
それは「男同士のつきあい」とか「男女のつきあい」といった場面で、求められる男性像に感じる違和です。
世間一般が求める男性像がぴんと来ません。
しかし、それらは若い頃にはときどき感じたものですが、今となってはほとんど問題ではなくなりました。
なぜならば、いわゆる世間的なつきあいはほとんどなく、違和感を感じない相手とだけ個人的なつきあいをしているからです。
会社を辞めてフリーランスとなり、自分に合うパートナーを見つけて同居し、あまり社交的にはせずに暮らしています。
さて、これは性別違和なのでしょうか?
ただの、へんくつなおじさんと思われてもおかしくはありません。

性別違和らしきものがあるとすれば、女性らしい優美な服装が好きということでしょうか。
しかしいわゆる女装はしていません。
若い頃にはパートナーとふざけて異性装をすることもありましたが、プレイの一環であり、それで外出する勇気はありませんでした。
うしろゆびをさされるのは嫌ですからね。
生まれつきの女性だったらかわいい服を着て外出したいと思ったかもしれませんが、残念ながらそうではなかったので。
男性の身体がものすごく嫌ということもありません。この世に一つしかない自分のからだなので受け入れています。太らないようには注意しています。
なので、私は誰から見ても男性でしょう。
論争の対象にもなりません。
性別の記入欄で「男・女」の二択であれば、迷わずに「男」を選びます。
しかし「男・女・無回答」の三択であれば、ちょっと迷ってから「無回答」を選択することが多いです。

そんな私なので、男の中にいても、女の中にいても、セクシャルマイノリティの中にいても、浮いてしまうような気がしています。
でも、そんな人は意外と多いのではないかと考えることもあります。

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ええと
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