あらためて気づいた事
昨日は、朝から夕方まで忙しく動きっぱなしの一日だった。
そんな中、夕方に、以前の職場である特養に呼ばれて行ってきた。
用件は昨日の記事に書いた通りで、僅か10分くらいで話は終わった。
実はその施設は、昨年末まで3年間働いていた所で、正直、辞めたことをずっと、心のどこかで後悔していた。
給与面も良かったし、仕事も自分のペースで出来たし(機能訓練指導員)、通勤もそんなに大変じゃないし。
でも、辞める少し前に、人間関係で少し悩んだのと、仕事自体にやり甲斐を見出せなくなっていたので、思いきって辞めた、という経緯がある。
それから、今年に入って、転職しては上手くいかずの繰り返しで、この12月からの職場は、今年になって4回目の転職だった。
あー、昨年末、やっぱり特養を辞めなければ良かったな。
何度、そう思った一年間だったことか。
ところが。
昨日、一年ぶりに行ってみたのだけど、エントランスから施設内に入った瞬間、何とも言えない「マイナスオーラ」を、施設内に感じた。
あと、数名の職員を一年ぶりに見かけたりしたけど、どの職員も、活き活きと仕事している感じではなかった。
何となく「どんより」とした雰囲気で仕事していた。
僅か数十分の事だけど、こう思った。
あ、この施設を辞めて後悔してきたけど、その後悔はどうやら違ったようだ。
申し訳ないけど、この施設を辞めて正解だったかも知れない。
帰り道、そう思いながら帰路についた。
今の職場は、まだ3週間ちょっとした経っていないけど、職場にはマイナスオーラなど全く無いし、スタッフの人々も、皆、活き活きと仕事している。
もちろん、色々な人がいるし、特にベテラン看護師さん達は、勢い?が強めの人もいたりする。
それでも、昨日感じたような、どんよりとして仕事している人は、一人もいない。
それを思うと、この一年間、心のどこかで後悔していた事が、なんだかバカバカしく思えてきてしまった。
もしそこの特養でずっと働き続けていたら、それなりに給与も貰えて、安定した生活は送れていたのかも知れない。
けど、人間的には、どうなっていったかは、分からない。
中にいて仕事していると気づかない、見えない事ってあるのだなーと、あらためて思った。
昨日は、その事に気づけただけでも、行った甲斐はあったと思う。
もう、辞めた事に対する後悔などする必要は無くなったし、何だか肩の荷が下りたような気がする。
あとは、今の職場に少しずつ慣れていき、いづれ役職に就くことが目標だ。
若いスタッフが多い職場なのだけど、部長曰く、大半のスタッフは役職に就きたがらないと。
そこそこの給料で夫婦合わせれば十分に生活していけるし、それに対して役職に就く事での仕事量を天秤に掛けると、皆、役職には就きたがらないと。
なるほどーと思った。
自分の場合は、一つでも上の役職を目指していくつもりだし、そうすれば手当も上がっていくのだけど、それよりも、管理職の仕事もしてみたいという想いが強くある。
一訪問セラピストだけでは物足りないと思っているし、もうキャリアも22年目、年齢も47歳。
一セラピストで終わるのではなく、役職に就いて全体を見渡せて、部下をまとめていく仕事にものすごく興味があるし、部長や社長からも、それを期待されての入職だった。
なので、一日でも業務に慣れていって、下の役職からコツコツと昇っていきたいと思っている。
昨日の一件で、心の中の後悔は、もう無くなったし、あとは、今の職場で一生懸命に頑張るだけだ。
とてもシンプルだけど、一生懸命に目の前の仕事に向き合える事って、幸せな事なのかも知れない。
迷っていたり、後悔したりしながら仕事や生活をしていくのは、やはり心身ともに不健康だ。
奇しくも昨日はクリスマス🎄だった。
昨日の気づきは、サンタさんからのクリスマスプレゼントだったのかも知れない。
明日も朝イチは遠い場所への訪問予定だけど、気持ちも新たに仕事が出来そうだ。