癌治療もう一つの戦い「他人に生きる時間を決められてたまるか」から始まった真実探しの旅。
癌は治る病気だ!と言ってYes!と思える人が一体どれほどいるでしょうか。恐らく大半の方が「何を寝ぼけたことを」「あなたは運が良かっただけだよ」という意見が大半なのではないでしょうか。事実、過去にご本人が癌を患っている方、ご家族が癌を患っているという方に相談をいただき沢山の方にアドバイスをさせていただきましたが、実際に僕がやっている取り組み方をお話しさせていただくと「そうは言ってもな〜」と顔を曇らせている方が大半でした。ご相談してくださった方の求めている答えとは違っていて、「いい医者に巡り合いたい」「いい治療をしてくれる病院の情報を知りたい」「癌治療の医療費について」などが主だった内容だったような気がします。確かに僕も医療機関による癌治療からスタートした身ですので、相談者方々の気持ちはわかりますし、それが普通のことだと思います。そう、それって良くも悪くも
普通
なんです。
普通の事をやっていて癌を克服された方も確かにいらっしゃいます。
しかし僕のような難しい癌を患った時、果たして普通の事をやっていて僕は助かるのだろうか?癌治療を行なっていく上での大きな分岐点でもありますが僕が思う癌治療とは岐路に立たされた時…
だと僕は思います。
これまでの闘病体験記を読んでいただきありがとうございます!Booです。今日は少し闘病記から脱線してなぜnoteで自分の事を伝えたくなったかってことをお話しておきたいなと思います。
僕は過去に2度の大きな癌を患いました。1度目は30代後半の頃に胃癌から腹膜に転移して余命半年と診断された時。2度目は今から約3年前に患った膵臓癌というこれまた厄介なタイプの癌が見つかった時。厳密に言うと膵臓癌に関しては今もなお闘病中でして、一時期は十二指腸に浸潤し始めてなかなかヤバい時期もありましたが1度目の時と同じような取り組みを行ない、今僕のお腹の中にいる小憎たらしいけど生きていく上でなくてはならない癌細胞くんはとてもいい子になり、少しづつその体を小さくしながらいい子に大人しくしてくれてます。
1度目に医師から告知された時は、かなり動揺して何もかもが絶望的に思えましたが、2度目の時は多少ショックはありましたけど1度目の経験があったので「大丈夫、こいつも大人しくさせられる」と言う自信があったので取り乱すこともなくすんなりと受け入れることができました。
ちなみに癌の告知から余命宣告された時のお話はこちらの記事でどうそ↓
そもそも僕は癌体質の家系に生まれました。
癌の遺伝云々については色んな議論がなされていて定かではない部分もあるようですがそういう小難しい話は一旦置いときましょう笑
我が家系の歴代男子殆どが癌で亡くなっているということは子供の頃から聞いていたので、なんとなく僕もそのうち癌になるのかなと思いながら幼少時代を過ごしていました。とはいえ小学生から20代の頃は定期健診を受けても視力と頭が悪いくらいであとは全く異常なし、性格的に多少陰キャコミュ障気味でありながらも子供の頃から続けていたサッカーでインターハイに出場したり県選抜チームに選ばれ国体に出場したりと割とアスリートな面もあったりしたので体力にもかなりの自信を持っていました。いつも心のどこかで遺伝的に癌になるのかもと心配していたことさえいつしか無くなり、とりあえず
試合後のラーメンにおろしニンニクを大量に入れて完飲すれば疲労回復に一番効果があると本気で思っていた青春時代を過ごしていました。
そんな僕が1度目の癌になった時は何の前触れもなく、part1記事でも「晴天の霹靂」と言いましたけどまさにその言葉がピッタリな出来事でした。ボロボロメンタルの中で藁をも掴む思いで最初に選択したこと。それは普通の癌治療。いわゆる化学療法でした。なぜかというと
それしか知らなかったからそれが普通だと思っていた。
からなんです。
ご想像の通り癌になってからというもの、Peeちゃんと一緒にほんと色んな事を調べました。図書館に行って癌治療に関する書物を読み漁ったり、夜通しネットで調べたり…でもどれを見ても5年生存率が5%未満という内容をオブラートに包んだ表現ばかりで、調べることに疲れ果てた僕は、心の平安を求めるために死後の世界に関する本やらを読み始め
「どうやら死ぬ覚悟を決めるしかないみたいだね」
みたいなマインドになっていきました。
というよりそういう風にするしかない、もっと言えばそうなることが
末期癌を受け入れる既定路線になっているような感じ。自分が半年後に死ぬかもっていう現実を受け入れられないうちはとにかく恐怖しかないので、どうにかして楽になりたいワケです。だから闘病者さんのブログ記事だったりを読んでメンタルコントロールの方法を学ばないとマジでやってられないほど追い詰められるんですね。 要するに如何に自分らしく平穏な死を迎えるかにフォーカスしていくと。
でもね、僕はある日思ったんです。
医者に生きる時間を決められてるってそもそもおかしくない??腹膜への転移が根治不可能って誰が決めたの?無知って怖いですねぇ笑
過去サッカーやってて試合で切羽詰まった時やどうしようもない時は
馬鹿になってシンプルに考えることで好転することもある。それが身についていた僕はこんな事を思い始めます。
生きることを諦めなかったら見方も変わるのでは?
TVやネットの仕組みって、大局を見ると利益を得るための誘導だと僕は思うんですけど、病気治療も一緒で僕らは誘導されてるという側面もある。と疑問を持つことにしたんです。そこから逸脱してみる方法は”見渡せる範囲に真実はない”と疑うこと。本当の事はTVやネットには絶対に出ない。
病気治療で一番大事なのは”選択”だと思います。冒頭でお話した通り僕もいわゆる普通の癌治療を経て、様々な事に悩み苦しんで辿り着いた末にようやく自分だけの向き合い方を見つけることができました。しかし僕らが取り組んできたことは僕ら自身は効果的だと思っていても、癌患者さん全員に通じることじゃないかもしれないし、ある人からすればまやかしにしか思えないってことだってある。語弊を恐れずいうのなら、どういう形を迎えるのであれ患者さん自身と患者さんのご家族が納得する形で治療を選択していくことが最も大事だということも重々理解しているつもりです。
それでも僕は、皆さんに知ってもらいたい。
日々の小さな取り組みが大きな成果をあげる事を。
意外と癌って怖くないってことを。
これからPeeちゃんが学び考え、共に実践してきたことを少しづつですが皆さんにお伝えしていければ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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