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Ikinuki Cafe.『Fishing Camp』

こんにちはBooです。
さて、今日も一息ついてと言う感じで書いていきたいのですが…
今まさにMLBワールドシリーズの第4戦が中継されていまして
そっちの方が気になる。今日ドジャースが勝てば優勝。
しかし書きたいこともある。
みたいなどっちつかずの状態ではありますw

いちいち歓声が上がるとモニターに集中してしまうので
音声をミュートしてチラ見しながらの執筆中。
ちなみに現在は2-1でドジャースがリード中です。
あ、逆転された!行方が気になる〜!







Peeちゃんがある日「キャンプやりたいな」と言い始めた。
一度やると決めたら何事も猪突猛進、脇目も振らず邁進するPeeちゃんは
今回もあれよあれよという間に道具を揃え
今ではいつの間にかいっぱしのキャンパーになってしまい
当然僕も彼女につられてキャンプを始めるようになりました。

元々僕も山奥に入って小さなテントを張って
数日釣りをしながら山で過ごすなんてことを若い頃はやってましたけど
それはキャンプではなくてどちらかというと釣り目的の野営だったので
いわゆる『おしゃれキャンプ』というものに
いささか抵抗があったりしました。

しかし、いざやってみると楽しい。
Peeちゃんはいろんな場面で僕の固定概念をぶっ壊してくれます。

で、せっかくやるならまた釣りキャンプも再開してみようかなということで
色々調べていると北関東方面は管理釣り場と併設されたキャンプ場が
ちょこちょこあるんですよね。

釣りをしない方からすると管理釣り場ってなに?
ってなると思うんですけどざっくりいうと釣り堀です。
ただ釣り堀といっても一般的にイメージされてるような感じとはちょっと違ってこんな感じの場所⬇️




北茨城と福島県の境にある『Fishing Bums,WaDona』。
ちなみにWaDonaは津軽弁で「私と貴女」という意味だそうです。



スマホの電波も入らないような大自然の中にある
小さな池のほとりに作られたキャンプ場ってイメージです。
こちらほとんどオーナーさんの手作り。
ね?イメージしてたのと違うでしょ?
最高なんですここ。




釣れる魚は大きなニジマスがメインですが、ここの魚は放流魚とは思えないほど
野生味溢れるフォルムと力強い引きが魅力です。



朝から釣りして、釣りに飽きたらテントに戻って珈琲を淹れて
仲間とああでもないこうでもないと釣り談義。
つまらない冗談を言い合っては盛り上がってみたり昼寝してみたり。

また釣りしてみたり。

小腹が空いたらホットサンド作ってみたり。

で、また釣りしてみたり。

いつもそんな感じで過ごしています。





『ついこの間まではこんなことができるなんて想像もできなかったなぁ』




一人でテントサイトに戻って珈琲豆を挽く。
今日は朝が早かったから少し疲れたかな。

凛とした空気、静寂。そして時々遠くで聞こえる喜びの声。
誰かがいい魚を釣ったんだな。いいな。
少し気になるけどまずは一杯。

立ち上る湯気、冷えた手でカップを包み込み温めながら
淹れたての香りを楽しみながら一口すする。程よい苦さだ。
何かが満たされると同時にふうっと息を吐き
薄曇りの寒空を不意に見上げてみる。



『ああ、僕は癌に打ち勝てたんだ。今もこうして生きているんだ』


生きているという実感が湧く瞬間で
生きていることに感謝をする瞬間。
外で飲む珈琲の時間は僕にとってそういうこと。


でも一人では絶対立ち向かえなかった。
家族、仲間のサポートがあって乗り越えられた試練。


去っていった人も沢山いた。
友人だと信じていた人、信頼していた人。
あの時はとても辛かったけど、でももうそれはいい。
支えてくれた人がいて、いまこの時間を共有できること
そういうことも含めて、生きてるってことだから。


今、この瞬間を大切に、生きていこう。


とか言ってるとまた歓声が聞こえてきた。
あれ?釣れてんのかな?気になる…
珈琲を飲み終わらないうちに釣竿を持ち
水辺へ急ぐ。


僕、やっぱり釣り人なので。



辛いことがあったのならここにおいでよ。
そんなこと忘れるくらい素晴らしいことに満ち溢れてるよ、ここは。
せっかくきてくれたんだから肩の力を抜いて
ゆっくり休んでってよ。


大丈夫。きっと今日はいい日になるよ。




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