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2007年創業、日本初のイヤホン専門店の誕生秘話【#僕のe☆イヤホン時代 Vol.1】

というわけで(どういうわけ?笑)、e☆イヤホン15周年の現在2022年ですが、2007年の創業の頃を振り返って書いてみようと思い立った大井裕信ただいま50才であります。NiziUのようにGoziUと呼んでください(ウソ)

なんでイヤホン専門店なの???

はい、なんと言ってもこれがホント一番多い質問だと思うので、一番最初にお答えしたいのですが、その前に前職の株式会社Sofmapを2007年5月(当時35才です)で退社したとこらへんの話から始めますね。具体的にどうやって創業したのか?

【創業準備その1】=「誰とやるか?」

創業を計画するにあたり、一番最初に決めたのは、「誰とやるか?」です。つまり創業パートナー、共同創業者選びですね。これについては大井はラッキー(いつもラッキーw)なことに、同じSofmapの年齢が2個下の後輩で部下の「川口高志」がいて、しかも2007年よりかなり前に「いつかいっしょに会社やろうぜ」と決めてました。(1999年〜2000年くらいで、大井がSofmap1回目辞めて戻ってスグくらい)ちなみに川口は高卒18才でSofmap入社で、大井20才の時からの長い付き合いです。

なので、複数の候補者がいて選んだんじゃなく、最初から川口一択で、しかも即快諾でした。(大井「いつか独立するけど一緒にやる?」川口「早よやりましょ」即答w)

大井が川口と会社を作りたい、と考えた理由ですが、

(1)「仕事ができて、人格も良い」
(2)「仕事ができて、人格は悪い」←大井w
(3)「仕事ができないが、人格は良い」←川口w
(4)「仕事ができないし、人格も悪い」

漫才師の相方探しと似ていて、自分にないものを補完しあえるバランスが絶妙でした。
【*注】川口、仕事ができない、、、ことはなくてSofmap時代はちゃんと店長やってましたが、よりハイレベルな経営者レベルではない、そんなにやり手のビジネススキルに興味がない、それより人間力が特化してるタイプです。大井とは真逆w

勝手にダウンタウンに例えてみると
・まっちゃん(大井)=ボケ、ネタ作り担当、みんな考えないことを考える
・はまちゃん(川口)=ツッコミ担当、世間一般常識をよく知ってる
な感じでしょうか。最強コンビな相性だと思います、ホント。

【創業準備その2】=「何をやるか?」

さて、相方が決まれば、あとは「何をやるか?」です。よく言われるんですが、

「オーディオ好き」「イヤホン好き」でイヤホン専門店を始めたんですか?

に関しては、うーーん、実はNOです。もしそうなら株式会社イーイヤホンとかで始めてるだろうし、あと本当に好き過ぎると商売は上手くいかない気もしてたんです。

当時考えていた会社のコンセプトは、

・新しく未来を感じる商品でお客さんと夢いっぱいワクワクしたいね
・お客さんには本当に喜んでもらいたいね(だまし売りとかしたくない)
・超専門店がいいよね(圧倒的な品揃えと商品知識が大事だよね)
・小さいながら、ヨドバシカメラとAmazonに勝ちたいよね(ガチ本気で)
(一言でいうと、90年代のSofmap!を自分たちで作ろう!

「未来の過去は今日」
株式会社タイムマシン

ここから、「何をやるか?」の企画会議を連日のように川口と2人でしてました。大井が企画を出して、川口が意見する、大井が企画を出して、川口が意見する、「PCモニタ専門店」「キーボードマウス専門店」「ホームシアター専門店」「携帯ストラップ専門店」etc...(当時天王寺店の店長だった川口のお昼のランチ1時間休憩でよく日替わりランチ会議してましたね。夜はお酒入るのでアウト、必ずお昼にw)

キーワードは「○○専門店」で、何かのカテゴリに特化して、超専門店を作ろうと考えてました。いわゆるランチェスター戦略(弱者の一点突破)ですね。例えば餃子の王将(巨人)に勝ちたいなら、メニュー餃子だけの超専門店で、餃子の種類を20〜30種類くらい用意して、餃子専門店に特化したら、勝てるかもしれないじゃないですか理論です。

ボツ続きで7つ目の企画だった「イヤホン専門店」

映画好きなのでホームシアター専門店やりたいな〜とか企画しても、創業資金(2人で1,000万円+借入)が貧弱で、単価の高い商品カテゴリはもう事業計画自体が無理ゲーでした。そんなこんなでふと思いついたのが、

「1万円のイヤホンみんな知らんよな?」
「これ音を聴いたら欲しくなるよな?」
「ただ知らないだけで、知ると買うよな?」

iPod、ウォークマン、携帯ゲーム機(任天堂DS、PSP)、みんな標準付属のイヤホンをそのまま使ってるやん、その人たちに1万円のイヤホン(高級イヤホン)を聴いてもらおう!試聴さえしてもらえば絶対に買うって!

単価が1万円と安いので、貧弱資金でも品揃え、在庫も十分に準備できる。(※ホームシアターのプロジェクターら単価20万円とかに比べて)

これなら絵が描ける!
(=事業計画書を作れる)

ここからはもう”あっ”という間に「イヤホン専門店」の企画をグリグリに練り練りして、あっという間にイヤホン専門店「e☆イヤホン」の事業計画書を作り上げました。うんうん、あとはもうSofmap退社後(5月)に会社作ってやるだけやん状態。

イヤホン専門店?絶対に失敗する!95人/100人中

「大井、Sofmapを5月に辞めて独立起業するってよ」な社内公表をしてから、想定以上に多くの人とホント連日毎日飲み会(送別会)に誘われてた頃です、

「大井ちゃんはマップ辞めて、次は商売何するの?」
「イヤホン専門店っす」
「え!?イヤホンだけのお店?なんで?アホかやめとけやめとけ、絶対に失敗するで

社内社外のけっこう役員さんや幹部(部課長)らにホント計100人くらいに「次何するの?」「イヤホン屋っす」「何それ?無理無理、絶対に失敗する」って異口同音で言われましたね。そんな中で4〜5人くらいかな?「お、面白そう!」とかポジティブな答えだったのは。

でもぜんぜんショックでもなく、逆に心の中では(よしっOK!)でしたね。みんなまだ気付いていないことをやる(=試聴したら1万円高級イヤホンは売れる、に誰も気付いていない)を確信できました。

2007年07月07日、スリーセブン777に会社設立!?

株式会社タイムマシンの創立記念日を、当時2007年ってことで、2007/07/07にしよか〜覚えやすいし語呂もいいし〜(*^^*)

とか川口に言ってたんです、はじめはね、でもね、実際はですね、

プライベート>会社

で、創業前のこのタイミングで!?プー太郎ですが、結婚しました

大井「ってことで、会社設立日をずらしてイイ?」
川口「いいっすよ、次の大安とかでいいんじゃないっすか?何日でも」
大井「2007年07月23日、大安みたいなんで、この日にしよか…」

はい、ひとまず #僕のe☆イヤホン時代 Vol.1 はここまでです。今回もスラムダンク魂で(笑)Vol.1〜Vol.31最終回で完結(※いったん現在に追いつくとこまで)にしよかと思っています。またSofmap時代とは違って自分のブログe☆イヤホンのブログがあるので、記録を引っ張りながらまとめて行きますね。もちろん”今だから言えるネタ”満載予定ですので、フォロー&いいね!よろしくお願いします!

うーーーん、
過去を振り返りつつも、目の前、未来がもっと面白いワクワク人生であるように。
ガンバろうっと。

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