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アーケード という哀愁

『アーケード』なぜか分からないが、昭和な哀愁を感じる。

昔は、どこの町にも主要な商店街にはアーケードがあったような気がする。自分の地元にも新町商店街(徳島県)というところにアーケードがあった。やはり、昭和に賑わいを生み、平成に衰退していく。という流れ。これも哀愁を感じるひとつなのかもしれない。

雨風をしのげる為、商売もし易いということだろう。確かにそれはいいことだ。店をオープンにしていても濡れて汚れるということがない。ただ、やはり、維持費が圧倒的にかかってくる。その町の道路の上にあるのだから、維持管理は当然のように税金。商店街が衰退すると目も当てられない。

函館は、私の知る限りよくある向かいあった店舗同志の上を覆うアーケードというのは、なかったように思う。最近まであり、それこそ老朽化による維持管理との兼ね合いで撤去されたのが、函館駅前。まあ、アーケードというより町家の軒を伸ばしたような感じに近いか。

そして、現存するのは、末広町十字街にあるモノのみとなっている。こうなってくるとなんだか希少価値が増す。

『ここにしか無いモノ』を図らずとも手に入れた。

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なんともレトロ。そして、その先に望む函館山もいい。この道路は、8月の港まつりには、屋台とカラオケ舞台が出現し、歩行者天国となる。この雰囲気がまたいい。まだ行ったことない人はぜひ行って欲しい。

こういった歴史のある商店街は、往々にして、シャッター街となることが多いが、この通りに関しては、ほぼ営業しているところもすごい。以前に十一屋さんの隣にあった靴屋さんが辞めたが、程なくしてカフェが営業開始。その他も美容室や本屋、居酒屋等バラエティに富む。

そして、昨年100年以上の歴史に幕をというか、『のれん』を下ろすことになった『赤のれん』さん。呉服屋を営んできたが、店主が高齢になったことなどあり、閉店。その後を今の新所有者は、ゲストハウスを運営している。1階に1組、2階に2組が泊まれるようになっている。外国人も日本人も観光地に近いこともあり、多く訪れている。

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その1階の一部が現在、空いている状態だ。所有者も色々と使い道を探ってはいたが、なかなか定まらないこともあり、相談を受けることとなった。

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昔の物がなんやかんやと点在はしているが、ここの場所がまさに赤のれんの店舗だった場所。100年以上続いてきたお店。縁起は非常にいいはずだ。

『のれんを受け継ぐ』『のれん分け』などといったように、事業継承等の表現にも使われてきた。ここで新たに『のれんを出す』人を募集してみようということになった。昭和初期からあるという金庫も真ん中に控えている。

大きさは約20坪。そこそこ何をするにも使い易い広さではないかと思う

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天井も4mと非常に高い。これは、よくある一般店舗とは違う点だ

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末広町十字街、函館唯一のアーケード、港まつりには大盛り上がり。

そして、ゲストハウスとの連携、泊まっているゲストと地元の人との交流、何かの起点となる場所になれば素晴らしい。そうじゃないとしてもこの立地を活かした地元の方に愛される店ができると想像するだけでも素敵だ。

他にも事務所としての使い道、アート作品の店、雑貨店、イベント小屋などなど。さあ、100年続いた場所で、もう100年をアナタならどうしますか?

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