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上質な恋愛 2

考えて解決しないものは、人の心。人とつきあうときに、「相手を喜ばせたい」と言う気持ちは、少なからず根底にあると思う。ましてや、その人が、自分が好意を持つ相手の場合は、なおさら。そして、恋愛関係においては、その気持ちはもう少し強くなると思う。

その、「相手を喜ばせたい」という気持ちから、相手を知りたいという気持ちが強くなると、それは、「干渉」と「束縛」になる。電話嫌いなのだから、日常のコミュニケーションはメッセージ。2次元的なコミュニケーションでは、「今日はどうだった?」と聞いても、「干渉されている」という思いが強くなるよう。そして、それは、「束縛されている」という気持ちにさせてしまうようです。

挨拶程度の「今日はどうだった?」という言葉は、電話やあっているときに使えば、「忙しかった」「今日は、疲れた」など、なんでも簡単に答えられるものでも、メッセージに文字で現れると、説明しなくてはならないと構えるようです。そうすると、文字になるから、後に残るから、と、先を考えて答える。そこに、「相手を喜ばせたい」という気持ちがあれば、本当のことを答えると思う、実際、彼にとって「あなたは特別」感がある間は、本当のことがコミュニケーションの中心にあったのに。

ただ、「今日はどうだった?」から始まる会話は、実は、すでに2人の間にコアな関心ごとがなくなりつつある証拠。会話が始まるときに、相手を想っている状態で、恋愛が存在していれば、他に話すことはあるはずなのです。コミュニケーションが文字のみ、毎日やり取りをする、そうなれば、「今日はどうだった?」から始まる会話は、面倒くさいことになってしまうのです。電話やあっている場合には、「いつもと同じ」などと答えて終わるやり取りは、文字になれば、「いちいち報告するの?」と面倒くさいことになるのです。面倒くさいこと、それは、やりたくないことでもあります。つまり、メッセージはやりたくない、と。

そんな状況になれば、嘘がある関係では、先のことを考えることも面倒くさく、以前ついた嘘と辻褄が合わなくなるのはさらに面倒くさいことになるから、会話をしたくない、つまり、無視することへの引き金になるのでした。そこで、無視される前にこちらから時間と距離をおく余裕があれば、良かったのですが、簡単に言えば、恋愛を大事にしているわたしにとっては、「相手を知りたい」気持ちが強すぎるうえに、駆け引き」などができない性格もあり、返事があるまで、「今日はどうだった?」から始まる会話を続けてしまったのでした。

お互いの気持ちが交わらなくなり始めました。

#上質な恋愛 #自己中心的ナルシスト #嘘つき #電話嫌い

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