Leicaのある日常 012
Leicaは、都会の景色が似合うと思う。想像させる写真、だからだと思う。秋から春にかけての半年、いろいろ撮ってきたけれど、寒い時はより好きな写真が撮れているように思う。カメラのデザイン自体もだけど、COOLだから。
渋谷はあまり歩かない街だけど、ひさびさに車ではなかったので、のんびり歩いてみた。裏通りを。落書きがたくさんあり、お店のカードが何重にも貼られた販売機があったり、坂があり、道は細く、人がたむろしていたり。真っ赤なお店があった。
もう少し近寄ろうかと思ったけど、やめた。
モノクロームにすると、真っ黒になってしまった。
こんな建物ができてる。ビジネスホテルみたい。学生時代の渋谷からは、かなり変貌を遂げていて、懐かしい、という思いより、初めてきたアジアの街、という感じだった。でも、Leicaはその雰囲気をたのしませてくれた。
こういう写真、好きだな。これが、カラーだったら、気が散ってしまう。
これからは、もっと、暖かくなるみたいだから、カラーの出番が増えそうな予感がする。どこに、何を、誰を、撮りたくなるだろう、と、わくわくする。