#呑みながら作ってます
5年くらい前、朝起きたら、突然右耳が激しい耳鳴りで、少し経ったら、音がない世界に。Facebookでなんだろう?って投稿したら、高校時代の同級生が、すぐに病院へ行って!早ければ、軽くてすむ、って。
突発性難聴
近所の耳鼻科では、ここではなく、総合病院へと、紹介状を書いてもらい、診察を受けたら、「突発性難聴です」って。幸い、聴力は弱くなったけど、聴こえる。晴天の霹靂だった。
ストレスかな。
不整脈
そうしたら、次は、心臓がドキドキして、死ぬかとおもった。病院へ行って、24時間のモニターしたり、これも、幸い、たいしたことはなくて、薬で治療となった。
ストレス?
健康なのに
アレルギーとか頭痛とか、胃が弱いとか、そういうことは全くなく、風邪もひかないのに、ストレス起因の病気が続いた。
毎日、ワインを飲むし、どんなに飲んでも、健康診断で悪かったことない。ガンマなんて、数値も良いし、肝臓は至って元気。なのに。
うつ
そして、極め付けが、うつ。雪だるま式に大きくなっていたストレス。そこに、ショックが加わったら、うつになった。誰も助けてはくれない、自分で強くなるしかない、そうおもっていても、できないことはある。
食べられなくて、眠れなくても、ワインは飲める。みんなは、楽しく、食事をしながら飲むワインでも、わたしは、ひとりで黙々と呑んで、呑んで。こういうとき、アルコールに強いと、ほんとうに、困ったもので、呑んで、呑み疲れて眠る、だけ。でも、すぐ目が覚めちゃって。
そんな時は、悲しいことばかり考えるし、辛い思いを思い出し、どん底をウロウロして、朝になり、仕事へ行き、虚な毎日を過ごし、気がついたら、秋になってた。
今夜は、青トマトとフレッシュチーズのサラダに、焼き鳥。白を半分(ボトル)くらいしか呑んでない。
昨日は、ロワールの自然派ワイン。流石に余韻が気持ち良く、帰宅してからは、飲まなかった。『グランメゾン・東京』みなくちゃね、と、そうそうにかえってきた。
呑みながら書く醍醐味
翌朝、読み返して、それなりに文章になっているから、おかしい。酔いながらも、しっかりしてるものだ。帰巣本能と同じなのかも。最近は、素面でも、スマートフォンのフリック入力が危ういから、呑んでいても変わらない。
お酒を呑んだら、どうなる?泣き上戸だとか、笑上戸だとか、昔はそんなこと言っていたけど、今は、そんなことも言わないな。そこまで、真剣に呑む人も、減ったみたい。
どんなにたくさん呑んでも、うちに帰って、お化粧は落として、眠ってる。
1度、玄関で伸びてたことあった。その時は、上司が帰任するわたしを呑みに誘ってくれて、わたしの方が強くて、調子に乗って本当に呑みすぎて、ケラケラ楽しく呑んでいたのに、ほんとうに呑みすぎてたみたいで、漫画みたいに、玄関でのびてて。遅刻。大幅な遅刻。今となっては、笑って話せるけど、起きた瞬間の心臓が止まりそうな気持ちは、訳がわからなかった。
こんなに呑めるようになったのは
自分のせい。家族はそれほど呑めないし、顔も赤くなるのに、わたしは、ほとんど顔色も変わらないし、量もいける。こんなの、自慢にならないけど、とりあえず、呑みに行っても、誰の迷惑にもならない、良い呑む人だと思う。
若い頃ほど、呑みに誘われなくなったけど、今でも、たまに、誘われることもあって、ほんのたまに。一緒に飲むと、わたしの方が呑むから、わたしも少し気まづい。
こんなに呑めるようになったのは、上司のせいかなと思う。若くて、面白かったから、よく、呑みに連れて行ってもらった。紳士たちは、色々なお酒を教えてくれて、素直にそれを覚えていって、こうなってしまったの。
でも、お酒を呑めるの、よかった。お酒が感情を昂らせることもあって、泣けない時に泣かせてくれたりもするし、おかしい時は、もっとおかしく、楽しく心を動かしてくれる。
心が緩む。刹那的な平和が訪れて、その時だけは、自分を甘やかしても、誰にも咎められないし、哀れまれない。
呑んでる時は、心が自由になれるとき。そのまま、醒めたくない時間、でもある。時間旅行を楽しんでいる、そんな感じなのかもしれない。