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「コーヒー片手に岩山を見ながら売れ残ったパンを食べる」

パン屋さんをやってみたい


「こんな暮らしをしたいって何か夢見ていることありますか?」
ふとした時に会社で聞かれた。
身体と気力が続く限り働いていたいなぁって気もするし、漠然とのんびり過ごしたいなぁって気もする。
趣味をしまくり人生を謳歌して遊び倒したい気もする。

結論から言うと、

「八ヶ岳の麓で週3日パン屋さんをやりたい」って思ってる。
ってか願ってる。

「花屋さんをしてみたい」とか「ケーキ屋さんがいい」とか
そんなお店をやってみたいと憧れていた時期もあった。
花屋さんやケーキ屋さんってお客さんがとにかく幸せそうなのだ。

お祝いやプレゼント。
幸せオーラがお店の中に行き渡っている。

ヒトの温かさの中にずーっと囲まれてる感じがしてすごくいい。
パン屋さんもそれに近い。

パン屋さんには幸せオーラがいっぱい


「今日は何にしよう?」
「これこれ!サクモチの明太子フランスが最高に美味しいんだよね!」
「いつも同じじゃアレだから今日はサクホロのコルネにしよう!」
こうやって何人かで来て話をしながら選んでる姿もいい。

一人でやって来て
「やったー!今日はこれが残ってたぞ!」って喜ぶ顔もいいし、
「これを買って帰ると喜ぶぞー」って
頭の中に広がってる会話を想像するのもいい。
『誰かの為にパンを選んでいる』そう感じるだけで気持ちがいいものだ。

お店の中に人が溢れ、トレーの上には山盛りのパン。
焼きあがったパンが並ぶ店内のビジュアル。
焼きたてホカホカ。ふわふわのパンの匂い。
お客さんの笑顔が溢れる店内。
そう!パン屋さんの雰囲気はサイコーなのだ。

ハード系パンと焼菓子


私が好きなパンはいわゆるハード系、
バケットとかバタールなんかがそう。

こんな雰囲気なハード系が好き

表面のクラストというパリパリの食感の皮。
クラムと呼ばれる中央のもっちもちの部分。
ちょっと焼き目を入れたガーリックバケットやシンプルなバケットサンド。
ちょっとオシャレにフレンチトーストするのもいい。
そういうパンが大好き。

そしてもう一つ好きなモノ。

それは焼き菓子。焼き菓子の中でもフランスの焼き菓子が大好きだ。
マドレーヌ、フィナンシェ、マカロン、カヌレ、ガレット。
ちょっとお値段は高めなんだけど、贈り物や特別な日にお目見えするヤツ。
貰った人が箱や袋を開けた瞬間に笑顔なるのが焼菓子だ。

こんな焼菓子が好き

山が見えるところでパン屋さんをやりたい!


さぁ、どこでパン屋さんをやろう?
都会で話題になって行列のできるお店になるのも憧れる。
地元の人たちに愛されるお店も捨てがたい。
軽井沢とか清里なんかのハイカラな避暑地もいい。

だけど山が大好きな私はやっぱり山が見えるところ。
出来れば木々が生い茂る山よりも岩肌が見える山がいい。

岩の山は力強い。
単純に登り甲斐もある。
木々が無いから見晴らしもいい。
そして日の出や夕暮れ時には岩肌が真っ赤に染まる…
そんな風景が見れる場所がサイコーだ。

そうなると場所は限られてくる。
私が知ってるとこでは北アルプスか八ヶ岳。
二択ならば八ヶ岳の麓がいい。

八ヶ岳の南麓という場所


八ヶ岳の麓には南麓、西麓、東麓、北八ヶ岳の4つのエリアが存在する。
その中で東麓、北八ヶ岳は冬がヤバイ。
積雪とマイナス20℃にもなる極寒の冬が私みたいな”ひ弱な人間”にはちょっと厳しい。
西麓はいわゆる諏訪エリア。
でも諏訪湖、蓼科が中心で『これぞ八ヶ岳』って感じがしない。
となると残りは南麓。

南麓と言えば、まず気候が穏やかだ。
加えて水が豊富で美味しい。
そして八ヶ岳、南アルプス、富士山。
この3つの山々を一度に見れる黄金の三角地帯。
それが八ヶ岳の南麓だ。

話しは逸れるけど、この山々の中間に
古民家宿るうふ 峡之家
というステキな宿がある。
この付近の北杜市や南アルプス市なんかが狙い目だ。
南麓の王様「清里」からの距離が離れるのライバルが減っていい感じ。

建物は古民家がいい


建屋は、ハード系のパンに良く似合う『木』を中心にしたモノにしたい。
『せせらぎ』が聞こえる川が近くにあると、より雰囲気も出そう。
出来ることなら暖炉や囲炉裏がある古民家なんかを改装しちゃいたい。
パン屋、八ヶ岳南麓、古民家… なんか…あざとい。オシャレ過ぎだ。

買ったパンをその場で食べれるようにイートインも作ろう!
天気の良い日には外でもワイワイ食べてもらえる。
そんなテラスも用意したい。

自家製ベーコンやソーセジ、パンに合うビーフシチューやスープ。
そういうモノもあると喜ばれそう!
飲み物もコーヒーにラテ。ジンジャーエールやレモネード。
ホットミルクなんかもいい。

来てくれるお客さんの笑顔が溢れ出ちゃうお店にしたい。

これが将来の私の夢


お店は週に3日ぐらいの開店としたい。
同郷の豊根村で営業しているベッケライ ミンデンさんのように。

昼間はお客さんの笑顔に癒される。
時には会話をしてお客さんから元気をもらう。
閉店後には売れ残ったパンをテラスで食べたい。
夕焼けで真っ赤に染まる岩山を見ながらコーヒー片手に…
こんな将来が待ってると思うとワクワクする。

その為にまずは今を頑張ろうと思う。


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