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【広島発今治着・1泊2日】海軍の島・水軍の島・風待ちの島をめぐる瀬戸内島めぐりの旅

実際に旅をした日:2024年11月23日-24日

広島電鉄に乗って広島港へ、そこから高速船でまずは海軍の島・江田島に渡ります。
小用港からは接続よくバスがあるので、第一術科学校まで。
広島港からは県内各所にフェリーが出ており、松山行きの長距離便もあります。
江田島から広島へは船での通学・通勤客も多い。
江田島小用港着。江田島に縁のある陸奥と榛名がお出迎え。
第一術科学校で下車。海上自衛隊の学校・第一術科学校があります。
見学は無料で1日3-4回のツアー制。
休日の場合、朝一の見学は9時半から。少し時間があるので江田島八幡宮までお散歩。
第一術科学校を見学。海上自衛隊のOBの方が引率してくれます。
ドラマ・坂の上の雲の撮影で使われた場所も。
奥に見えるのが「同期の桜」
実際に存在したとは…
当時世界最大級の主砲とされる、戦艦陸奥の砲塔なんかもあります。
11時ごろ見学ツアーが終わるのでお土産など眺めたらバスで港へ戻り、今度は呉へ渡りましょう。
お土産の人気どころは海軍カレーだそうです。
船内には重巡古鷹が。江田島には古鷹山という山があり、それが由来だそうです。
呉は造船の町
旧鎮守府の町だけあってたくさんの艦娘がお出迎えしてくれます。
…ちなみに写真のハイカラ食堂は長蛇の列でした。
昼飯は呉駅近くのお好み焼き屋・五エ門でお好み焼きパワフル
呉からは呉線とバスを乗り継いで大崎下島・御手洗へ
大崎下島は島を名乗っていますが、実は橋(とびしま海道)で呉市と繋がっているのです。
港にはSEA SPICAが停泊しておりました。
御手洗は瀬戸内を行く交易船の風待ちの湊。
町並みには非常に味があり散策しがいがあります。
大崎下島はミカンが名産。
御手洗の隣の大長の集落の名を冠した「大長みかん」のブランドはそこそこ高名だとか。
高台の展望台からは絶景が拝めます。
夕暮れ時の港町
御手洗から大長まではバスか徒歩で移動し、船で竹原へと渡ります。
この航路、実は2025年3月31日で運航休止が決まっています。
廃止後はバスで来た道を戻り、広から呉線で竹原に向かうのが最速ルートになるかと思います
(それでも旅程は成立はします)
乗客は私ともう1人だけでした。
竹原港から20分ほど歩いて竹原駅へ。電車を乗り継いで尾道へ向かい、尾道で一泊します。
尾道の山の上のホテル・ビューセイザンより。尾道の夜景は最高に奇麗でした。
ビューセイザンはアジアンレストランを併設しており、これもとてもおいしい。
(但しラストオーダーは20時!今回の旅程だと、尾道駅19時46分着即駅からの長い長い急坂を超ダッシュで駆け上がらなければならないため現実的ではないです。参考まで…)
地図上での行程はこんな感じ。
これは翌朝の写真。朝の景色もまた素晴らしい。
尾道からはバスで因島土生港へ
因島土生はポルノグラフィティの故郷であり、多くのアートが飾られていました。
土生港からは対岸の島・生名島に渡れます。こちらは広島県尾道市、対岸は愛媛県上島町。
運賃はたったの70円!
生名島からは佐島・弓削島・岩城島まで橋が繋がっており、歩いても散策することができます。
ちょうどさんふらわあが対岸の因島ドックに停泊していた。
生名島と佐島を結ぶ生名橋の上から。これぞ瀬戸内海という景色。
この上島町の島々を結ぶ架橋ルートはゆめしま海道の名で多くのサイクリストに親しまれている。
気候が温暖で時間もゆっくり流れている感じ。こんなところで1週間のんびり過ごしてみたい。
昼食は弓削島の"いっ福"で弓削海苔をたっぷり乗せたピザ
弓削島からはまた船を使って別の島へ。お次は今治市大島へ向かいます。
さらば上島町。しまなみ海道のメインルートから少し外れたところにあるだけに、観光客もさほど多くなくのんびり瀬戸内を満喫できます。おすすめ。
今治市大島の友浦港に着岸。降りたのは私一人でした。
瀬戸内海交通バスに乗り継ぎ
村上海賊ミュージアムで下車。大島は水軍の島。
このあたりは戦国時代、日本有数の海賊であった村上海賊の本拠だったとされています。
正面、橋の手前に浮かんでいる能島がその根拠地。あの島の周辺は潮の流れが非常に早く、それが天然の要害となっていたという。
その潮の流れを船に乗って体験することもできる。
渦巻く潮の流れ。潮流の速さは月の満ち欠けや潮の干満によって大きく変わり、この日はさほどでもない日だという話だった。最速を体験したい場合は日にちと時間をしっかり吟味すべし。
能島に上陸はできないが、かなり近くまで近づくこともできる。
目前の穴は杭の跡だとか…
滞在3時間で博物館と潮流巡りを満喫し、あとはバスで今治に抜けます。
最後に今治城を観光。あまり期待していなかったけどかなり立派なお城でした。
18時ぐらいに今治を出れば、鉄道乗り継ぎでも東京ぐらいまでは帰れます。

【こんな人におすすめ】
いろんなタイプの島を巡りたい人
のどかな島をのんびり散策したい人。
海軍や水軍の歴史に興味がある人。

【ポイント】
大崎下島・御手洗と竹原を結ぶ高速船の運航は2025年3月31日まで!
江田島の見学ツアーの時間の制約のため、1日目は休日かつ広島前泊が必須
平日だったり広島以外発の場合は、江田島ツアー参加の代わりに呉を散策するといいかも。こちらも海軍にゆかりがあります。

【アレンジ案】
上記の呉散策のほか、ウサギの島・大久野島やしまなみ海道の大三島、竹原の町を巡ってみるのも面白い。

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