【2024/1/8・カーバンクルステークス】条件がはまっても思い通りにならない(レース回顧)
カーバンクルステークスのレース結果を分析し、レース内容と気になる馬の走りを振り返ってみます。
■レース分析
1枠の『グレイトゲイナー』と『シナモンスティック』が競り合う形で逃げたことで、道中でペースが上がることなく、スピードで押し切る展開となりました。
外枠有利のレースでしたが、2、3着馬は内枠からのスタートであったり、後方からの追い込み馬が4着に入ったりと想定外のことが多く発生しています。
それもあり、指数の面では上位10頭くらいは大きな差がありません。次走以降の予想では、今回の着順を気にする必要はありません。
■シュバルツカイザー(1着)
スタートからスピードで押し切るような展開は合っていました。
しかも外枠が有利のレースで、外枠から持続力を活かせました。
いろいろと恵まれた形となりましたが、外々を回って距離ロスもあったのですから、今回の勝利は評価できます。
■グレイトゲイナー(2着)
内枠不利の中、スタートでハナを取り切ったことは大きく、コースロスなく回ってきて他の先行馬よりもゴール前の粘りに繋がったように見えました。
スタートからスピードで押し切る展開に向いている上に、近走ではオープン勝ちするくらい充実しているので、この結果に驚きはありません。内枠という理由で評価を下げてしまったことは悔やまれます。
■アビッグチア(3着)
この馬も内枠不利の状況でスタートしましたが、内から3頭目を走ることで不利を克服した結果となりました。
これまでもスタートから飛ばし、上りが掛かるレースでは安定した指数を出していました。今回も得意な展開にはまりました。
惜しむらくは、ゴール前で右ムチに反応して外にヨレ続けて距離ロスしたことでしょうか。着差が着差だけにもったいなかったです。
■サンライズオネスト(5着)
一昨年の勝ち馬で、かつ外枠ということでこの馬のためのレースかと思いました。
スタートして中団の外の位置を取ったところまでよかったのですが、3角で内からぶつけられて外に押し出され、ポジションが下がってしまったことが非常に大きかったです。
スタートからスピードで押し切る展開に向いているので、ゴールでは際どいところまで来ましたが、前半のロスの分だけ届きませんでした。
レース前の時点では様々な条件を満たしていましたが、なかなかうまくいかないものです。
■ロードベイリーフ(10着)
追い込み不利のレースを後方から直線で伸びてきましたが、勝ち馬の後ろで詰まって最後まで力を発揮できませんでした。
ただ、着順ほど指数は低くなく、展開やコース取り次第ではもっと上の着順になれる可能性はあったと思います。