【第2話】どこにいるのって聞いたら、「ベイビーボーイ。わたし、ココにいるよ」ってボケるやつっているよね
小学5年生になったぼんとトニー。
ぼんは、休校期間中にずっと家でダラダラすごしてしまっていた。
その間に友達のトニーは、覚醒してスーパーサイヤ人のように髪の毛が逆立っていた。
そんなスーパーヤサイ人となったトニーは、休校期間中にめちゃくちゃに勉強ができるようになっていた。
そんなできる男に進化していたトニーは、ぼんにどうして勉強ができるようになったのかを説明してくれたのであった。
ぼん:トニー。現在地ってなんなんだ?
トニー:現在地っていうのはね。今、どこに自分がいるのかってことなんだ。
ぼん:はっ!バカにするなよ。トニー。ぼくは、今、ここにいるだろ。
あ~!そういうことか!!なんだ!それならそうと言ってくれよ。
おれの美声が聞きたかったんだろ。
素直じゃないな~。
では、お聞きください。青山テルマで
トニー:えっ!?いやっ!そういうことじゃないって!!
ぼん:えっ!違うの?
トニー:ちがうよ。ぼんは、音痴だからできれば、、、歌は、、、聞きたくないよ。
ぼん:えっ!なに!?オレ、ディスられてる?
トニー:いやいや。そうじゃなくて!現在地っていうのは、学習の現在地のことだよ!
ぼん:学習の現在地?小学5年生になったから5年生じゃねぇの?
トニー:そう思うかもしれないけど、違うんだよ。学習の現在地っていうのは、その人によって違っていて、学年だけで決められるものじゃないんだよ。
ぼん:それは、こういうことかい?ぼくは、小学5年生だけど、学習の現在地としては、小学5年生じゃないかもしれないってこと?
トニー:そうそう!そういうこと!
ぼん:とうとう気づいてしまったか、トニー。そう!おれは!
見た目は子ども‼頭脳は大人‼
その名も名探偵コナン!!
トニー:なっ!!なに!?君が!!コナンだったのか!!
ぼん:気づかれてしまったのならしょうがない。これを飲め―!!
トニー:これはもしかして!?
ぼん:そう!これは!!
ぼん:R1!!まだ緊急事態宣言が終わったからといって油断はできん!!
トニー:おっ!おう。。ありがとう。。。
ぼん:しっかり家に帰ったら、うがい手洗いするんだぞ!!
トニー:はっ。はい。。。いやいや!!学習の現在地の話をしてるんだよ!
ぼん:あっ!そうだった!
トニー:もう!学習の現在地は、人によって違うんだ。もしかしたらぼんの現在地は、小学校2年生の内容かもしれないし、中学生の内容かもしれないんだ。
ぼん:そうか。たしかにおれ、分数の計算とかあやしいかも。そういうときは、自分の現在地に戻ってやったほうがいいってことか。
トニー:そうそう。僕の場合は、それが小学3年生の割り算だったんだ。だからそこからコツコツやり直して、5年生の内容がやっとわかるようになったんだよ。
ぼん:そうなのか。オレの学習の現在地ってどこだろう?
トニー:それを知るには、実際に問題をやってみるか。誰かに教えてもらうことがいいと思うよ。
ぼん:だれかに教えてもらう?そんなのだれが教えてくれるんだ?
あっ!!わかったぞ!!Siriだな!!そうかそうか。さすがはAI!!
HEY!Siri!!現在地を教えて!!
Siri:現在地は〇〇市、〇〇町〇〇番地です。
ぼん:そっちじゃないわ!!
トニー:ぼん。Siriに聞くんじゃないよ。僕の場合は、今、通っている塾の先生に聞いたよ。
トニー君は、もうちょっと前のところから戻って、勉強し直したら今のところをもっと理解できるようになるよって言われてね。
確かに言われたとおり、戻ってやってみたら、理解できるようになったんだよ。
ぼん:そうなんだ。でも、おれ塾に行ってないし、どうしよう・・・
トニー:大丈夫。まずは、今できるところからやってみたらいいんだよ。
ぼん:今、できるところ??
トニー:そう!今できることからやるっていうのはね・・・
次回予告
【第3話】いま、できることってなに?って聞かれてもぼくの今できることって、メントスとコーラしか手もとにないから、メントスコーラしかできないよ!!
あっ!!
メントスコーラって正式名称は、メントスガイザーっていうらしいよ!
あれ、メントスじゃなくて、岩塩のほうが噴出大きくなるんだってさの巻
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