黒松盆栽「日暮し」
見てて飽きないからいつの間にか日が暮れる銘品として名付けられた同じ名前の盆栽は、私の知る限り3鉢ありました。
一つは枯れてしまい、もう一つは埼玉県の大宮盆栽美術館所蔵の五葉松で、個人所有のこの黒松も飽きない銘品「日暮し」です。
新潟の石油王と呼ばれた盆栽愛好家の中野忠太郎氏が愛でていた日暮しの来歴は、中野氏以前の蔵主を辿ることはできませんが、以降100年余に渡り代々名士の手により維持管理と、時には改作が成され、2024年11月末、第44回日本盆栽大観展の現蔵主の下村氏による個展という晴れ舞台にてお披露目される事になりました。
私は運良く昭和51年からこの木を管理してきた大樹園に弟子入りしたお陰で、親方の手伝いとして微力ながら一助させてもらう事ができました。
ここから先は
989字
/
5画像
¥ 300
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?