職員とのコミュニケーション
2008年から医療系人材紹介エージェントとして
この業界におります。
経験を積むにつれて、
医師からの相談は多岐に渡る様になりました。
ご自身のキャリアの総仕上げとして、
クリニックを開業したのは良いけど、
職員との関係で悩まれている医師は
思いのほか、いらっしゃいます。
■ 職員との接点
先生に質問です。
日頃から、職員との接点を
どれくらい持ってらっしゃいますか?
クリニックですので、
患者さんを前にして
診療中のやり取りは多々あるかと存じます。
ですが、診療以外で
職員とのやり取りって
少なくありませんか?
ここでいう“やり取り”は
コミュニケーションをさしています。
クリニック職員と個人面談をして感じることは、
医師と職員との関係性がうまくいっていないクリニックは、
職員がクリニックで働き出してから、診療以外の場面で、
医師と職員とのコミュニケーションが
あまりとられていない印象を受けています。
■ 考えを共有したい
職員と個人面談をしていると
医師が日々どんなことを考えているのか?を
知りたいという声があがってきます。
先生とじっくり話せたのは
採用面接のときだけ。
そんな印象を職員は持っています。
そして、採用面接時は
緊張していたから話せなかったけど、
今であれば、もうちょっと話せるかも?!
そんな思いも持っています。
職員としては、
医師とのコミュニケーションをとりたい。
だけど、診療中は忙しいし、
此方から声をかけてしまって、
医師の時間をとってしまうのも
申し訳ない。。。
そんな気持ちを職員は持っています。
■ 日頃からの声掛け
そこで先生方にお願いしたいのは、
日頃から、職員に話しかけて下さい。
ただ単に話しかけるのは難しいと
先生が感じるのであれば、
業務の中で助かったこと
有難いと思ったことなどを
具体的にあげて、職員に話かけてみて下さい。
具体的がポイントです。
具体例があげられるのは
医師がその職員の働きをみているよ!
という職員へのアピールにもなります。
職員の中には、
自分の業務をこなしているのにも関わらず、
自分の仕事ぶりに自信を持てていない方もいます。
そういった職員にとっては、
医師からの声掛け、
特に業務のことについて話しかけられるのは
嬉しいですし、ご自身の自信にも繋がっていきます。
医師の想いを理解している職員を
増やしていきたいのであれば、
医師からの職員への日頃からの声掛けは必要と認識しています。
■ 言葉にだしていくことが大切。
2008年からこの業界にいて、
色々なクリニックをみてきています。
職員との関係性がうまくいっているクリニックは、
日頃から医師と職員が話しています。
きちんと自分が伝えたいことを
言葉にだして、相手に伝えている印象があります。
反対にうまくいっていないクリニックは、
必要なこと以外を、お互いに、話しかけていません。
職員との関係性がうまくいっているクリニックは、
職員採用時から、医師が職員と相談しながら、
クリニックの流れを作っています。
患者さんが予約して来院されたとき、
診察して検査や採血に行く際の流れや、
検査後、着替えてから説明に呼んだ方がよいのか、
着替える前に説明したほうが良いのか等
一連の流れを、職員に相談・確認しながら進めていきます。
また、自分たちのクリニックをどうしていきたいのか?を
医師が朝礼等で、きちんと言葉に出して
職員に周知していっています。
お互いが敬いながら働ける職場環境を作っていくには、
日々のコミュニケーションをしっかりとり、
ある程度の時間をかけて、関係性を築いていくのが大事です。
職員との関係性に悩んでおられる医師の皆さん、
まずは、職員さんに話しかけることからはじめてみて下さい。
それでも、なかなか大変だな~と思ったときは、
DEPOC梅澤にお声かけ下さい。
DEPOCの研修を通して、
職員との関係性を見直して
頂くのもよろしいかと存じます。
医療系人材紹介エージェント。日々、医師や看護師さんとお目にかかり、思うことや、自分がお邪魔して、こちらに人材を紹介したいな~と思う、医療機関さんが募集している人材情報を掲載していきます。あとは、自分の趣味のダイビングのことも書いて参ります。医療系で海好きの人と繋がりたいです。