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WILD ボルビティスの違いとその魅力

A.はじめに

お世話になっています。ぼのぼのです。

今年は、カミハタさんが頑張ってくれたお陰で、沢山のWILD株(クリプト・ボルビ・有茎・ロゼットなど)が国内に入荷しましたね!

個人的にも、待望のWILD便であったため、久しぶりに胸が高鳴りました(笑)

そこで、今回の記事では、2000年前後から入荷し始めたアフリカ便ボルビティスについて、便や年式毎の草姿の違いを比較し、本種の奥深い魅力を伝えれればと考えております。

是非、お付き合いくださいませ。m(_ _)m

B.ボルビティス類の現状(流通状況)

先ずは、ショップ購入出来るボルビティス(一般種)を見ていきましょう。

私の知る限り、現在国内でショップから、購入出来るボルビティスは、下記の2種になります。

①ボルビティス・ヒュデロッティー 
    →ネット等でも購入可能な、最も流通量の多い一般種。

②ボルビティス・ギニアンナロー
    →マニアックだったり、水草に強いお店等で目にすることの多い、流通量少なめの一般種。

↑【参考画像】ボルビティス・ヒュデロッティー
↑【参考画像】ボルビティス・ギニアンナロー

C.ボルビティス(一般種)草姿の特徴

先ずは、市場流通の9割以上を占めていると思われる、①ボルビティス・ヒュデロッティーの特徴です。

  1. 大型化する

  2. ボルビの中では、生長が比較的早い

  3. 葉に切れ込みは、余り入らない

→ボルビ類の中では、生長が早く大型化するため、活着させた際、流木や岩肌を早期に覆ってくれるという特徴があります。

→葉に切れ込みが入りにくいため、密生感が出やすいです。また、これは好き好きですが、やや海藻ライクな印象を受けます。

次に、②ボルビティス・ギニアンナローの特徴です。

  1. 大型化する

  2. ボルビの中では、生長が比較的早い

  3. 葉に、やや深めの切れ込みが入る

  4. 切れこみの深さはGHに影響を受けやすく、硬度が高いと、ヒュデロッディーに近い葉形になる

→ヒュデロッディーとの大きな違いは、その葉の形でしょうか。やや深めに入る切れ込みの影響で、比較すると、より水草っぽい印象を、個人的には受けます。

D.WILDボルビティスの参考比較画像集

続いては、私が維持している各WILDボルビティスの画像をご覧下さい。
※便や年式毎の違いについては、E項で後述させていただきます。

本年に来たワイルド株は、まだ、栽培環境でどのような草姿になるか、確定していませんので、予めご了承下さい。

2022年 ワイルド便 ボルビティスについて
↑ボルビティス sp.ギニア (2022)
↑ボルビティス sp.ギニア (2002)
↑ボルビティス sp.カメルーン (2022)
↑ボルビティス sp.カメルーン (2010)
↑ボルビティス sp.カメルーン (2008)


E.WILDボルビティスの便&年式毎の違い

では、早速D項でご紹介させて頂いた、確認してボルビティスの違いについて、記載させていただきます。

Ⅰ .  ボルビティス sp.ギニア (2022)
→かなり独特な葉形をしたボルビです。もし、栽培環境でも棒状の葉を維持してくれるのであれば、個人的には今年1番の大当たりです(笑)

Ⅱ.  ボルビティス sp.ギニア (2002)
→後にミニ・ギニアと呼ばれ、流通したタイプのボルビティス。
→その名の通り、30cm水槽でも維持しやすいコンパクトさと、GHに影響を受けにくい、強烈な葉の切れ込みが魅力的な種です。

Ⅲ. ボルビティス sp.カメルーン (2022)
→入荷直後のため、どのような草姿になるかは不明ですが、パッと見、2010年カメルーン便の大型種に思えます。

Ⅳ.ボルビティス sp.カメルーン (2010)
→ウエーブのかかった丸葉と、ワイルドらしい捻れた葉柄が特徴的な中型種です。

Ⅴ. ボルビティス sp.カメルーン (2008)
→丸葉の小型種。葉のウエーブや葉柄の捻れが起き辛い、優等生タイプ。

F.各WILDボルビティスが、マッチしやすそうなレイアウトシーンのご紹介

この項では、WILDボルビティス布教のため、どのようなレイアウトにマッチしやすいかを、現在のトレンドに則して、僭越ながらご紹介させていただきます。

Ⅰ .  ボルビティス sp.ギニア (2022)
→入荷直後のため割愛。

→特異な見た目のため、取り敢えずコレクション加えるだけでも、ニヤニヤ出来そうです。(笑)

Ⅱ.  ボルビティス sp.ギニア (2002)
→コンパンクトなサイズ感と、強烈な切れ込みの入った葉から、整然とした印象を与えやすいです。

→昨今流行の小型水槽レイアウトで、出番が多く在りそうです。

Ⅲ. ボルビティス sp.カメルーン (2022)
→入荷直後のため、割愛。

→こちらも栽培環境でどのような草姿になるか楽しみな種です。

Ⅳ.ボルビティス sp.カメルーン (2010)
→丸葉とワイルドさのギャップを活かして、中型〜大型水槽の活着水草として活躍出来ると思います。

Ⅴ. ボルビティス sp.カメルーン (2008)
→丸葉で可愛らしい見た目と、ウエーブや葉柄の捻れが起き辛い小型種なため、こちらも昨今流行の小型水槽レイアウトで出番が多そうです。

G.おわりに

ボルビティスは有茎草等と比較して、増殖スピードが遅く、また再入荷も基本的には無いため、今後も流通量が少ない状態が継続するものと思われます。

もし、手に入れられた方は是非、大切に育ててあげて下さい。

本記事情報が、ご興味がある方のお役に立てれば、嬉しく思います。

それでは、引き続き良きアクアライフを〜!!

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