マンガと育つ
早速8のつく日の投稿を再開することにしました。次の8の日に書くかは保証できませんが…
noteで開催中のお題「#私を構成する5つのマンガ」というのを見て、突発的に書いてみようと思った次第です。
面白そうだったらすぐやる!(ただし目移りが早い) タイプなので。
マンガについて
まずマンガについて。
子供の頃は『ちゃお』と、お兄ちゃんが買っていた『コロコロコミック』を愛読しておりました。友達には「ちゃおっこ」だけでなく『なかよし』を読んでいた子も多く、また友達のお母さんの世代から『りぼん』の話を聞いたりと、幼い頃からマンガに囲まれていたのを思い出します。
コミック誌を買わなくなってからも、好きなドラマの原作コミックを買ったり、友達の家に遊びに行くたびに本棚のコミックの話で盛り上がったり、当然Bookoffに通って気になる作品を大人買いしたり、、、マンガは常に私の身の回りにあり続けたものだなあと感じます。
図書館で読める小説に比べると、友達に借りたり好きなアイドルの追っかけの延長線で出会ったりと、マンガは人との関わりの中で触れていくことが多かった気がします。
そして、マンガの中で出会う人々の考え方やセリフが私を構成してきたなと実感します。
ドラマや映画なども影響を受けた作品は多いですが、気軽に何度も読み返せる点で、マンガの「染み込み度」は相当なものではないでしょうか。
その中で5つを選びました。「オタク語り」とか得意じゃないので面白くないかもしれないんですけど、よかったら見ていってください。
1. 『よつばと!』/あずまきよひこ
サムネイルからもアイコンからもなんとなく伝わっていると思いますが、私のいっちばん好きなマンガです。
元気いっぱいな5才の女の子「よつば」の日常を描いた作品です。
現在14巻まで続いていますが、その一話一話、毎日が楽しくて面白くて、読んでいるといつのまにか「よつばと」一緒に笑ってしまうような「普通の」物語、それが『よつばと!』です。
幼なじみの家にあって読んだのが一番初めで、その時から「よつばみたいに無邪気なままでいたい」という気持ちをなんとなく持って生きてきました。
大学1年の時に住んでいたシェアハウスでたまたま『よつばと!』と再会し、そこから再度その素晴らしさと自分に与えた『よつばと!』の影響力を思い出しました。
よつばのように、無邪気に生きてきてしまったな、と改めて思います。
先日あげたnote「ポートフォリオを作成しました」でも書いた通り絵をたくさん描く日々なのですが、これ ↓ は最近やっている『よつばと!』の模写練習です。
描いてみると本当に細かいです。よつばと原画展であずまきよひこ先生がマンガを描いている動画を見ましたが、本当に細部にまでこだわって描かれていることを模写によってやっと実感しました。すごく勉強になります。
模写が終わる頃には私も神絵師でしょう。
未だにアニメ化されてないことで有名ですが、ダンボーのアニメ『にゃんぼー!』を見た限り私もアニメ化して欲しくない勢です。
2.『るろうに剣心』/和月伸宏
これはお姉ちゃんの部屋に途中まで揃えられていて、読んだら面白かったので全巻集めてしまったマンガです。
マンガの登場人物に初めて恋をしたのが剣心だったかと思います。
巴編よりは志々雄編の方が好きなんですが、"るろうに"である剣心が薫に心を開いて家族として生きていこうと変わっていく姿の、心像描写がすごく印象的でした。それでも薫と別れる時にあんなさっぱり別れてしまうことで剣心がいかに人間関係に不信感を持っているか、心に傷を持っているかがわかります。
それでも仲間と出会って家族になって立てた誓いを守る…。弥彦を育てる師匠としての剣心の姿もあれば、薫とともに「人の温かみ」を学んでいく剣心もいて、優秀な剣士という強さも持っていれば、絶対に殺さないという優しさ(?)も持っている…
1人の人間の中にある矛盾や葛藤や対照をたくさん持った、とても人間味のある素敵な人間だと思います。本当にかっこよくて好き…。
映画が佐藤健さんを起用したのめちゃくちゃ天才だと思いました。
3.『こばと。』/CLAMP
あのCLAMP作品の中で『こばと。』かよ!!!という声が聞こえてきます。
もちろん家には『xxxHOLIC』も『ツバサ』も『ちょびっツ』も揃ってますのでご安心ください。(『カードキャプターさくら』はアニメオンリーなので殴られそう)
絵のうまさに愕然としたのがCLAMP作品です。
中学の時に模写をして自分の実力不足に愕然としたこともありましたね…。
出会いはNHKのアニメ「こばと。」です。この時期NHKアニメにハマってました。「電脳コイル」とか「ファイブレイン」とか。CLAMP先生は前から『ツバサ』で知ってて同じ人かあと思いながらめちゃくちゃ絵とかわいい声、CLAMPらしいストーリーで大好きでマンガも買ってしまいました。
全6巻とCLAMP作品の中では短くて、かわいい絵とストーリーでとても読みやすいですし、『ツバサ』みたいに難しくない(途中から何もわからなくて絵だけ見進めてました…)し、CLAMP読んだことない人はおすすめです。
アニメとマンガのラストが違うのも印象的でした。そこも注意して合わせてご覧下さい。
4.『クロサギ』/黒丸・著、夏原武・原作
ドラマが当時めちゃくちゃ流行ったかと思います。
そのきっかけで、人生で初めて新刊で全巻を集めたマンガです。
小学生中学生の私にはめちゃくちゃ内容難しかったんですけど、ドラマと重ね合わせてたのでそういう楽しみ方をしてました。「あ、この場面見た!!」みたいな。
人に対しては結構初対面から信用してしまうタチなんですが、『クロサギ』のおかげでお金の話に関してはすごく慎重に行く人間になりました。貧乏なのでカモとして狙われることはないんですけど、節約とかしてお金の使いすぎにも厳しくなりました。(ネズミ講とかカモとか、ニュースで聞く詐欺用語にも詳しくなりました)
黒崎に関しても詐欺をするときはかっこいいくせに裏では甘党だったり子供だったり騙されることもあったりと、人間的に両面性のある人ですね。
5.『電撃デイジー』/最富キョウスケ
有川浩が好きなのでこういうきゅんきゅんものは完全に大好きなんですけど、どうやって出会ったか思い出せません…。
読み始めは絵が下手だなあ(失礼)と思っていたんですけど、それを超える物語性とかキャラクターの素敵さとか、それから話の深さ…。少女マンガとは思えないワクワクする展開で、男性の方にもオススメです。『ブラッディ・マンデイ』とか好きな人好きそう。
最富先生の他の作品もテイストは似ていて、家族を失った人がそれでもまっすぐ生きて、そのまっすぐさに感銘を受けた他の人に支えられてもっとまっすぐ生きる…といった、本当にまぶしいくらい真っ当な人間が主人公なので、自分が恥ずかしくなるくらいです。
自分が歪みそうなときでも、これを読むと「道を逸れちゃいけない、まっすぐ生きよう」という気持ちにさせてくれるマンガです。
さいごに
今ルパパトを見てるんですけど、人間関係に葛藤を持ったパトレンのメンバーが剣心とか黒崎みたいだなあと感じました。こういう社会下手なひとが好きなのかもしれません。逆にこばととかよつばはまっすぐで、どちらも好きなのですが私はどちらになりたいのでしょうか。
読んだことないものがあったら是非読んでみてください。絵だけできれいなものもたくさんあるので、絵とストーリーとどちらも兼ね備えたマンガを語るのにふさわしい作品選びができたかと思います。
「こういうのが好きならこの作品もおすすめ!」みたいなのあったら教えてください!!!
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