動画字幕編集ソフトAurisの成長日記
4分 · プライバシー設定: あなたの友達
■初めまして!AI Communisの鈴木です。シンガポールで、東南アジア言語に対応する動画字幕編集ソフトAuris (https://aurisai.io/) の開発をしています。
■これまでFacebookでもっぱら友人や、仕事関係の方あてに、たまに近況のご報告をしていたのですが、せっかくなのでもっと多くの方に弊社の活動や状況をしっていただけるようNoteも書こうと思った次第です。
■ぜひフィードバックなどいただけると嬉しいです。
■さて、昨年11月にベアミニマムでリリースした弊社ソフトウェアAurisですが、本日(2022年9月5日時点)でユーザーが5万人を超えました。8月はオーガニックの集客力を確認するために、さまざまな広告パターンを試したので、新規ユーザーの伸び率自体は落ちましたが、想定の範囲内です。
■無料文字起こし枠の拡充、無料ストレージ、有料プランのディスカウント、国別施策など各種キャンペーンの効果の分析もデータをニラメッコしながら、コツコツ進めています。
■遡ること2週間ほど前ですが、8月3週にVer0.8.4のリリースをしました。もともと8月末に想定をしていた、Ver0.9のリリースがちょっと時間がかかりそうなので、一部Updateを先行させた次第です。
■これにより、特定のファンネルの離脱率がX%p改善しました。ユーザーからよくある質問や、改善要望を踏まえてアプデしたので、想定の範囲内といえばそうなのですが、数字が目に見えて改善するのは、単純に嬉しいものです。
■Ver0.9は、9月内リリースを目指しています。デザイン崩れ、テスト不足に代表されるような、自分たちが納得が十分にいっていないものをリリースするような拙速は避けたいので、焦りながら、急ぎながら、でも足元を固めながら臨んでいます。
■スタートアップの世界では、ソフトウェアリリースは完璧すぎてはいけないと言われます。特にPMF前は多分、そうなのでしょう。他方で、自分ごととして実際に取り組むと、いつも頭の中にちらつくのは風の谷のナウシカの巨神兵です。リリースするには早すぎた巨神兵が溶け落ちる瞬間、登場人物が「やっぱりまだ早すぎたんだ」というようなことを言っていました。
■どんなにポテンシャルの高いものでも、十分に機が熟すまでは、(ライバル企業がいつ出てくるかと怯えながら)グッと堪える必要もあるのだろうと、焦り、時には前に進みたがる自分を抑えています。スピードは大事にしながら、足元から崩れ落ちないようにバランスをとるコントロールは精神修養の間にいるかのごとくです。
■それで、次のVer0.9はそんなに凄いのか??ということなのですが、これは欧米のベンチマークのUIUXをガッツリ研究して、日本では普通に1アカウントあたり数千円とっているサービスのリリースになります。東南アジアでもニーズがあることは確認しているので、さっさと陣地拡大するのに大きく貢献してくれることと期待しています(強気)。
■これとは別に、1年後を見据えた施策およびそのオペレーションの構築を始めています。まずは小さく小さく。道筋が見えたら一気呵成にいけるよう準備をすすめますが、足元はお金もないので、口コミ+ステルスでコソコソやっていきます。
■さあ、2022年も残すところ4ヶ月弱。お客様、ビジネスパートナー、投資家様、チームメンバー、家族に支えられて、月曜日から元気に働きます!