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道の駅サーモンパーク千歳について

2月8日のアメーバブログより転載、追記

先週末に北海道内で報道された、道の駅「サーモンパーク千歳」の運営会社変更の事について考えてみる

過去、道内のスタンプラリーを3年続けて全駅を走破した者として、感じた事を書いてみたいしかし、直近の報道等では詳しい詳細が伝わってはなく、今の時点では、今起きている事への発言はしないほうが良いのかもしれない

日頃から、道の駅の運営について色んな角度で考えていた事もあり、今日は基本的な事に触れてみたい
道の駅の定義としては、ドライバーの休憩スペースと、その市町村の情報発信の場が、道の駅の基本と考えている

運営については、各市町村、第三セクター、民間とかがあり、先の2つはどこもが経営に行き詰まり、その多くが民間へ移行していったと思われる
民間の中でも、大手企業、地場大手、地元企業・起業等の運営があるのかと

大手は、今回のサーモンパーク千歳………とか
地場は、流氷街道網走オホーツク………とか
起業は、ピア21しほろ………とかなのかな

数日前の報道によれば、2025年にTSUTAYAの運営会社が複数の企業とタッグを組み、余市町の道の駅の運営を始めるとか

理想としては、地場とか起業とかが、運営に携わるのは良いとは思うが、現実は北海道の気候、道の駅の数の多さ、魅力のある施設や商品作りのために体力が無くなる所も多い

北海道は、今の時期は雪があるため、観光目的の車の移動は極端に減るのが基本である
札幌近郊の千歳や恵庭など、それなりの集客の所もあるが、当別などでは吹雪が多く寂しい日が多いところも………
ましてや、その他の地区だとほぼ閉店の状態……積雪の多い道の駅は、除雪の人員と費用は何処の負担なのだろう

道の駅の多さは全国でもトップクラス。2箇所道の駅を持っている市町村もあり、自治体のサポートが手薄になったのか、大滝や足寄湖などが閉鎖をしている

しかし、その後も増え続けているは、現状を理解していない自治体が多いのかもしれない。どこかのドミナント戦略で立ち行かなくなったオーナーさんをついイメージしてしまう

コロナがあったため、この数年の観光客の推移・動向を分析出来ていないが、これから回復して以前のような観光客が押し寄せたとしても、全ての施設が潤う事は考えにくい

中国の景気減退で以前の団体客が減るのではとの報道もあり、現時点でも運営と言う意味では、既に過剰な状態になっているかもしれない

各、道の駅間でのしのぎ合いと単純に考えがちだが、既に昭和の時代からある観光地・景勝地には施設があり、温泉・リゾートにも施設があり、全道いたる所に産直販売所もあり、又、アウトレットモールがあり、そして空港がある
富良野は道の駅を作らずマルシェを作った

サーモンパーク千歳に話を戻せば、北海道の玄関口の新千歳空港があり、アウトレットモール・レラがあり、最近では、充実してきた道の駅「花ロードえにわ」がある

お土産と言う分野で考えれば、新千歳空港に勝てる要素は、ほぼ無いのかもしれない
漠然と全方位的に集客展開するのではなく、絞り込む事が今後の課題だと考える
外国人観光客、国内観光客、道内観光客、道の駅巡りの人達、又は狭いニーズ、聖地とか……

他が追随出来ない、圧倒的な個性が今後の道の駅には、必要なのかもしれない

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