見出し画像

【マッチレビュー】ジャパンラグビーリーグワンDiv.2 日野レッドドルフィンズVS釜石SW

【私的マッチレビュー】


日野レッドドルフィンズVS釜石SW
観客2321人
秩父宮ラグビー競技場で行われたリーグONE Div.2 の一戦


試合内容の公式詳細はこちらを参照


この試合は海底火山の噴火で被害を受けたトンガ王国へのチャリティーグッズが販売され、ピッチ内外に色々な想いが溢れる試合となりました。

試合前の雰囲気はどちらも良い感じでウォームアップもお互いのチームにカラーが出ていて観ていて面白かったです。コンバージョンの練習をしているのが釜石1人で日野が3~4人だったのが少し気になりましたが。
釜石のキッカーがブレッド・キャメロン選手頼みなのか真相はわかりませんが、、、

【前半】

コンタクト強度は五分五分の展開で、日野FW陣、釜石FW陣はかなり消耗したと感じました。

前半は特に釜石SWが相手ペナルティをタッチに蹴りだし、マシュー選手(201cm)を起点にモールでアタックしていくのがかなり有効で、上手くトライまで結び付けられたら面白い展開を作れたかもしれません。

日野はSO北原選手の先制PGから、北原選手を中心に前半はFWを起点にアタックしトライ(8-0)釜石SWもキャメロン選手のPG失敗から再びPGのチャンスで確実に得点、その後FWのペネトレイトからトライ(8-10)と逆転に成功。

しかしここから日野は相手のミスにも襲い掛かりトライ、北原選手のゴールも決まり(15-10)再び逆転します。

さらに前半最後のビックプレー釜石SW22m付近でアドバンテージをもらった日野、SO北原選手の右足のキックパスが吉川選手に繋がりトライ。最高の形で前半を終了します(20-10)

コンバージョンやペナルティキックを蹴る際は左足なので利き足は左足だと思うのですが、見事なキックパスでした。

この展開で前半を終えられたのは日野にとって良い印象。


一方で釜石SWは苦しいラストプレーとなりました。

【後半】


個人的なポイントはここです。
選手の入れ替えを日野は積極的に動きます。
一気にFWを4枚変えてきました。

ここで勝負あったなと個人的に思いました。

前半からハードにコンタクトを繰り広げた釜石FW陣はスローダウンをせざるを得ない状況になり、後半頭から出てきた選手たちが相手よりも運動量をあげ一気にスペースができ、ここから大量得点となりました。

釜石SWも15分過ぎにカードを切りましたが、ペースを完全に握られてしまい苦しい展開となりました。

結果としては56-17というスコアでノーサイド。

日野は後半に入り、明確にアタックを仕掛けにいくメッセージがスタンドにも伝わるベンチワークでした。

箕内HC流石です(個人的に20年以上NECを観ているので只のファン目線)

画像1

釜石SWも前半の入りがよく、FWで互角にファイトしていた時間とレッドカードが痛かったですが14番吹越選手のランニングセンスは抜群で、今後も楽しませてくれること間違いなしです。


そして個人的MOMは日野自動車レッドドルフィンズ10番北原選手

オタゴ大学からの逆輸入選手のようですが、伸び代満点

キックも両足蹴れるので戦術の幅は広がるし、DFをもう少し見たかった印象ですが試合数をこなせばよりアタック面での幅も成長して、面白いプレイヤーになるのではないでしょうか?

勝利したチームということもあり日野BK陣は良いアタックを随所に披露していました。

見ごたえのあるゲーム!ありがとうございました!

また観戦する機会があれば投稿します!


では!


ラグビーのある週末で!


いいなと思ったら応援しよう!

飯塚淳平
noteを読んでいただきありがとうございます。「こんなことしてみたい!」「このようなこと一緒にしませんか?」などご連絡お待ちしています。サポートは「子ども達」「ラグビー」の未来の為に活かします。「ラグビー」を通して「大きな夢」を持とう。