【日記】2020年9月26日（土）

『22年来の親友』

20時過ぎに家に帰ってきて。

ご飯食べて。

さぁ、タバコ吸おうと思ったら。

無い。

…。

…。

…

職場に忘れてきた。

めんどくさい。

コンビニに買いに行くか。

職場に取りに行くか。

で、「コンビニに買いに行く」を選択しつつも。

結局、職場に取りに行く。

理由はジッポも一緒に忘れたから。

タバコだけならまだしも。

100円ライターならまだしも。

ジッポが無いのは落ち着かない。

なぜならあのジッポは。

長年、連れ添ってきた。

オレにとっての親友。

大学の入学を期に。

自分で自分に買った。

入学祝い。

R.NEWBOLDのジッポ。

そんなに高くないけど。

もうかれこれ22年の付き合い。

その時に生まれた赤ん坊なら成人している。

この22年間。

彼を失いかけた事は何度でもあった。

でも必ず帰ってきた。

どこに彼が行っても帰ってきた。

他のライターはいなくなった。

他のジッポはいなくなった。

彼はどこにも行かなかった。

この22年ほどずっと一緒。

昔から物にも命は宿ると思っている。

それが有機質な物であろうと。

無機質な物であろうと。

愛情を注げば命が宿ると思っている。

それを証明してくれるかのように。

彼は今日もオレと一緒にいる。