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始発駅 朝の車内でほっとする いつもの席のいつもの顔に あの角をはじめて曲がり ささやかな冒険しつつ 会社に向かう 「たおやめ」の語義を教える 二年目のイケイケ女子が 新人男子に あのころのパソコン憎し 保存せぬ時に限って 強制終了 美しい夜のビル街 父さんが 一所懸命がんばっている