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大学受験に失敗しても大したことではない

年が明けたらあっという間に受験シーズンがやってくる。今頃受験生は朝から夜まで勉強しているのかと思うと、本当に褒めてあげたい気持ちになります。受験生にとっては第一志望合格が何よりも叶えたい夢でしょうが、強く願うあまりプレッシャーになっている人もいるはず。自分自身も若かりし(?)高校3年生の頃はそのタイプでした。でも、今になってみると別に第一志望に受かろうが落ちようが、大したことではなかったなあと痛感しております。今回は私が大学受験に失敗した話を紹介します。

第一志望に落ちた衝撃

学生時代の思い出の中でも第一志望の大学を落ちた日のことはよく覚えています。第一志望の合格発表が出る日、私は電車に乗って大学に行き掲示板に番号がはりだされる瞬間を寒い中待っていました。なぜか一人でどうしても結果が出る瞬間を迎えたくて、家族や友達とは一緒におらず一人でいました。まだか、まだかとドキドキしながらひたすら掲示板を見つめていました。そして発表の瞬間。。。

自分の受験番号と近い番号を掲示板の多数の番号の中から見つけ、上から順番に自分の番号を探します。そして、自分の1個前の受験番号を発見しました。その次は。。。

ない!自分の受験番号がない!

落ちた。。。。。

それに気づいた瞬間は全身から血の気が引きました。声も出せず動けずただただその場で立ち尽くしていました。掲示板と自分の受験番号の札を何回見ても、自分の番号はないのに見落としているではと何回も何回も見直しました。

周りでは合格している人が歓声を上げて家族や友達と喜びを分かち合っていました。その動作も音もすべてがスローモーションのように感じられました。何分間立ち尽くしていたかは分かりませんが、しばらくして「落ちたのだから帰らなくては」と思いました。涙は全く出ず心が麻痺したような感じでした。

電車に乗っている間に通っていた予備校の先生に「結果が分かったら教えてね」と言われたことを思い出しました。電話でも良かったはずなのに、なぜかその時は予備校に行って直接先生に伝えなきゃ、という気持ちになっていました。そして予備校へ行き受付で要件を伝えると先生が出てきました。

先生に「どうだった?」そう言われた瞬間に、悲しい気持ちがこみあげてきて涙がボロボロとこぼれて止まりませんでした。泣きながら不合格のことを伝えると、先生も残念そうでしたが励ましてくれました。

その後、どう家に帰ったのかや周りの人に不合格のことをどう伝えたのかはあまり覚えていません。それくらいショックでした。

今振り返ると、受験生の時に模試で第一志望でAなどは取れたことはなかったし落ちても当然の成績でした。それでも一発逆転合格の奇跡や受験生時代の努力が無駄ではないと信じたかった気持ちが強すぎたのかもしれません。

社会人になった今は大したことではなかったと笑い話にできる

社会人になり紆余曲折を経てGAFAに勤めている今となっては、あの時第一志望の大学に落ちたことは大したことではなかったと笑って話せます。しぶしぶ第二志望の大学に進みましたが、結果として友達もたくさんでき楽しい思い出も作れました。

受験生の頃は、第一志望合格だけが世界の全てで自分の存在価値でした。高校の先生や予備校の先生に、志望校合格について熱心に指導されている内にいつの間にか第一志望合格=幸せと思い込んでしまったのかもしれません。

社会人になってみたら大学はあくまで人生の1つの選択肢であり、どこの大学を卒業したかも人生の本当に一部分でしかないことがよく分かります。

もし過去の自分に会えるのであれば、不合格になったあの日に今の自分が行って大丈夫だよ、って言ってあげたい。

真面目な大学受験の振り返りでした。今日も読んでくれてありがとうございました。

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