リトルひろゆき
僕の心の中には「リトルひろゆき」
というものが居る。
居るというよりは、作った。
このリトルひろゆきが何かというと
実業家でもありYouTuberでもあるのかな?
とりあえず、あの有名なひろゆき氏を基に
勝手に自分の心の中に作った架空の存在である。
このリトルひろゆきは、
主に自分の怒りやしんどいダルいと思った
負の感情に対して
「それってあなたの感情ですよね?」
と問いかけてくれる働きをする。
しかもあの、ひろゆき氏のニコニコの
笑顔で問いかけてくる。
正直、勝手に自分で想像してイラッと
することがあるのは否めないが
(ごめんなさい)
リトルひろゆきのパワーは大きい。
なので、そういった感情が湧いてきたとしても
感情的になるのではなく、
何故そういう感情になったのか
考える機会を与えてくれる。
要は、自己分析ができる。
今までは、そういった感情になると
考えれば考えるほどその感情に
埋め尽くされていた。
でも、リトルひろゆきが問いかけてくれる
ことで、感情ではなくその感情に至るまでの
順序を考えることができる。
そうすることで、意外とどうでも良かったり
つまらないことで考えるのはやめようと
思ったりできる。
と言いたいところだが、僕はまだまだ
そう簡単に気持ちをコントロールできていない。
大概、リトルひろゆきに反論している。
例えば、仕事で上司に嫌味っぽく言われ
腹が立ったとして、
↓
リトルひろゆきの一言
↓
僕「でも嫌味っぽく言う必要はないだろう!」
ひ「嫌味っぽいかはあなたの勝手な受け取り方ですよね?」
僕「いや向こうもわざとに言ってるよ!!」
ひ「だから、それがあなたの勝手な受け取り方ですよね?」
僕「向こうが悪い!」
ひ「証拠があるんですか?」
僕「誰だって嫌味っぽいことを言われたら腹が立つだろう!!!」
ひ「それ同じことの繰り返しですよ?」
僕「……。」
という感じで、結構思考停止してしまう。
でも意外とこの1人劇場が
面白かったりもする。
勝手に負け戦を仕掛け、負けて悔しがる。
というよりリトルひろゆきが
勝つようになっている。
なぜなら、自分でも薄々
たいていのことは自分のせいだと
気付いているから。
自分を否定したくないから。
傷つきたくないから。
そうやって自己防衛のために、
感情的になってしまう。
感情をぶつければ、考えなくてもいいから。
感情に任せればいいから。
感情的とは今の自分を否定しないことだから。
ありがとう、リトルひろゆき。
僕は僕を否定したくない。
けど、君がいないと僕は前に進めない。
僕はまだまだ弱いけど、いつか君に
右ストレートパンチを決めるまでは
これからもジャブを打ち続けてくれ。