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足の骨を折って。。。

これはトレードとは全く関係ないお話です。。。
ただ、今回足の骨を折って色々感じたことがあるのでちょっと書き残したいと思いました。


骨は結構簡単に折れる

きっかけは大晦日、仮眠から起きようとしたときに段差でぐぎっとしたことです。初めはつったのかと思ったのですが(寝てるときにたまに足をつるので)、どんどん腫れてきて色も赤黒くなってきたので、「捻挫しちゃったかぁ~」と思っていました。

折れてても歩ける

足の骨が折れると歩けないとよく聞きますが、私はなんとか歩けました(^^;)お正月に遊びに来たミニ台風'sとかくれんぼをしたり、食事を作ったり。。。
歩けるかどうかはきっと折り方?にもよるんでしょうね。
歩けてもひどい場合は骨折を疑った方がいいかもですね。

ミニ台風'sが去ったあと、三が日が終わっても腫れてが全く引かず結構痛かったので、家族の勧めもあり病院に行ってレントゲンを撮ったら「きれいに折れてズレてますね!」とのこと。。。ズレてなければそのまま固定して骨がくっつくのを待てばよかったのですが、ズレていたので、手術をすることに(TT)

車いすを借りる

手術後2週間は体重がかけられないということで松葉杖生活がスタートしたのですが、結構、腕が疲れて家の中の移動が精いっぱいでした。そんな状態を見かねた家族が自治体から車いすを無償で借りて来てくれて、気分転換に外に連れ出してくれました。もし、万が一車いすが必要な事があれば、自分の自治体を調べてみるといいかもです。(^^;)
その車いすは寄付で成り立っているとのこと、有難いですが、税金で用意してないのかい!?と突っ込みたくなりました。

車いすでの移動

車いすで移動するには押してもらうか、自力で走行するかですが、実際に乗ってみると道路がガタガタでさらに傾斜もありで、自力で走行するのは本当に大変でした。というか無理でした。結局ずっと家族に押してもらいました。。。
道路の傾斜なんか普通に歩けたときは全く気にしなかったのに!です。
2cm無いような段差でも躓いたりします。。。

車いすで電車に乗る

どうしても行かなければならないところがあって、車いすで電車に乗ったのですが、、、車いすで通れる改札口は広い所一択で、大抵一ヶ所だけです。普通の改札口はギリギリ通れないんです。
そしてホームへの移動もエレベーター一択。私の家の最寄り駅は巨大ターミナルのくせにエレベーターは車いすとベビーカーが1台ずつ乗ったら、いっぱいいっぱいでした。そこにエスカレーターにも乗れるんじゃ的な人たちも待っていてなんだかなぁ~な気持ちでした。勿論、見た目ではわからない事情があるのかもしれないですけど。

車いすでバスに乗る

普通なら歩いて20分の距離も車いす移動だと大変なのでバスを利用しました。運転士さんにスロープを作ってもらってバスに乗って、車いす用の場所に固定してもらいます。その時その付近の座席は畳むのでそこに座っている人にはどいてもらわないとです。。。
さらに、運転士さんに行先を伝えて、降りるときもスロープを作ってもらって降ります。
運転士さんにとっては手間ですよね。
何回か利用させてもらいましたが、車いすマークがついているバスなのに、一瞬嫌そうな顔をした運転士さんもいて、申し訳ないな~と思いつつも、車いす利用者でもバスを利用する権利はあるのに、こんな思いをするのかと思ってみたり。。。

通りすがりの人に感謝

車いすに乗って移動していると周りの人の優しさが身に沁みました。段差でうまく進めないときに手を貸してくれた人、エレベーターを降りる時に開くボタンを押し続けてくれた人、本当に有難かったです。これは松葉杖を使っている時も感じました。道を開けてくれたり。。。いつもはぶつかりそうな勢いで歩いている人も本当は優しいのかなぁ~と思ってみたり。

車いすを使ってみて

私の場合、車いすを利用したのは人生初で短期間でしたが、本当に色々な事を考えるきっかけとなりました。縦移動はエレベーター一択。普通に歩けるときは階段、エスカレーター、エレベーターの三択なのにです。もともとエレベーターはあまり利用しない方なのですが、他に選択肢がある以上、今後は基本的にエレベーターには乗らないかなと思いました。デパートで車いす、ベビーカー優先のエレベーターがありますが、1基だけなのであれはあれで、めちゃくちゃ待つことになるんですよね。。。
でも誰でも利用できるエレベーターは一杯で乗れなかったり。。。
勿論誰にでも使う権利はあるんですけどね。
車いすだからといって待つことに慣れたり、諦めたりっていうのはなんか違う気がして。もっと自然に溶け込めるといいなと。

スーパーも上の方の棚は全くみえないし、届かない。そもそも車いすだと目線が変わりますからね。
車いすを押してもらっている時はほぼ自分の意志で咄嗟に行動することが出来ないので、凄く近い距離ですれ違われると怖かったり。歩いている人はきっと自分は直ぐに避けられるからと思っての距離感なんだとは思いますが。

自分がそういう立場になって初めて思ったり感じたりすることが多々あり、今回は怪我で治るの前提だから言えるんだと思いますが、貴重な経験をさせてもらったのかなと思っています。
自分にとっては複数の選択肢がある場合でも、他の人にとっては選択肢がない場合があるということをしっかり意識していきたいと思いました。

どこか他人事に思っていた「心のバリアフリー」の重要性を身をもって体験させてもらいました。
「必要としている人がいます!」ですね。






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