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【AIアバター開発】VRM規格に基づくボーンとBlendShape Proxyの一覧

おはようございます、Sakuraです!

本日は、AI アバター開発の際に、知らないといけないVRMの規格に沿ったボーンとBlendShape Proxyの設定について、資料をまとめます。

この資料は、VRMエクスポートの際に必要なボーンのリスト、任意のボーン、BlendShape Proxyの一覧を含んでいます。これを参考に設定することで、VRM形式のアバターを正確に、効率よく構築できます。

1. VRM必須ボーン一覧

部位

頭 head 頭の動作に必要
首 neck 首の動作に必要
胸 chest 胸の動作に必要
背骨 spine 脊柱(上半身の動き)
腰 hips 体の中心となるボーン
左上腕 upper_arm.L 左上腕の動作
右上腕 upper_arm.R 右上腕の動作
左前腕 lower_arm.L 左前腕の動作
右前腕 lower_arm.R 右前腕の動作
左手 hand.L 左手の動作
右手 hand.R 右手の動作
左大腿部 upper_leg.L 左大腿部の動作
右大腿部 upper_leg.R 右大腿部の動作
左下腿部 lower_leg.L 左下腿部の動作
右下腿部 lower_leg.R 右下腿部の動作
左足 foot.L 左足の動作
右足 foot.R 右足の動作

2. VRMオプションボーン一覧

部位

左目 eye.L 左目の視線移動
右目 eye.R 右目の視線移動
顎 jaw 顎の動作、口の動きの補完
左肩 shoulder.L 左肩の動作
右肩 shoulder.R 右肩の動作
上胸部 upper_chest 胸部の上部分の動作、任意
左足指 toes.L 左足指の動作
右足指 toes.R 右足指の動作
3. VRM指のオプションボーン一覧

左手の指

親指 left_thumb_proximal, left_thumb_intermediate, left_thumb_distal
人差し指 left_index_proximal, left_index_intermediate, left_index_distal
中指 left_middle_proximal, left_middle_intermediate, left_middle_distal
薬指 left_ring_proximal, left_ring_intermediate, left_ring_distal
小指 left_little_proximal, left_little_intermediate, left_little_distal

右手の指

親指 right_thumb_proximal, right_thumb_intermediate, right_thumb_distal
人差し指 right_index_proximal, right_index_intermediate, right_index_distal
中指 right_middle_proximal, right_middle_intermediate, right_middle_distal
薬指 right_ring_proximal, right_ring_intermediate, right_ring_distal
小指 right_little_proximal, right_little_intermediate, right_little_distal

4. VRM BlendShape Proxy一覧

BlendShape Proxyは表情や視線の設定に使用され、ボーンでの動きではなく頂点の変形で表現されます。これにより、アバターの表情を豊かにすることができます。

表情

通常 neutral デフォルトの表情(特に変化なし)
喜び happy 喜んでいる表情
怒り angry 怒っている表情
悲しみ sad 悲しい表情
楽しみ fun 楽しい表情

視線方向

左を見る look_left 左を見ている視線
右を見る look_right 右を見ている視線
上を見る look_up 上を見ている視線
下を見る look_down 下を見ている視線

5. BlendShape Proxyの追加手順

1. BlendShape作成: 「オブジェクトモード」でモデルを選択し、「シェイプキー」を使用して各表情(happy, angryなど)を作成します。
2. BlendShape Proxyに設定: VRMエクスポート設定内で「BlendShape Proxy」を開き、各シェイプキーを表情として割り当てます。
3. 視線の設定: 必要に応じて、視線用のBlendShapeも追加し、適切な方向に目が動くように設定します。

この資料を参考にして、VRMアバターを適切に設定することで、エクスポート時のエラーを最小限に抑えつつ、アバターの表現力を高めることができます。


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