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【ぼんの商店街クエスト 後編】6日で事業計画を立てる!?

【ぼんの商店街クエスト 後編】では、今回の合宿の間感じたことや考えたことを、ばらばらにまとめていきます(矛盾)。


・自分の悪癖

四日目、プランを立て終え、関係者の方たちに挨拶を始めると、びっくりする速度で計画が進行していきました。(詳しくは前編)偶然に偶然が重なり、3時間で7名もの方々に紹介をいただき、紹介の紹介の紹介の、、、、と昼ごはんを食べる間もなく焼津を駆け回りました。どの方も、電力供給や竹の入手など、たくさんの応援や暖かい言葉を投げかけてくれて、とても嬉しかったし、すっごくワクワクしていました。

それと同時に心のどこかで、理由の分からぬ恐怖が膨らんでいました。その時は、大人の方々の発想が自分の実現可能な範囲を超えていたからかなと思いました。でも、今思うと違ったと思います。

退けなくなることが怖かったんです。

計画は大人の力も借りながら考えたし、自分でも面白くて意義があると思う。頭ではそう思えていても、立てて間もない計画に自信がなくて、人が集まらなかったらとか、焼津の人たちに迷惑かけたらとか、いろんな心配が一気に吹き出してしまいました。
その後色々な大人に相談すると、何名かが口を揃えて教えてくれたアドバイスがありました。

「原動力をなにより大事にして、優先順位をつけていくこと」

全部をできなくても、理想を掲げて、現実を見つめ、そのギャップを埋める階段を一段一段作っていく。
驚いたことに、5名の方からほとんど同じ言葉をもらいました。その言葉を実践したお陰で、計画は少しづつ進められています。
先のことばかり考えて、不必要に不安がる自分の悪癖を分解し、対策できたことがとても嬉しかったし、今クエストで得た最大の糧だったと思います。

・自分のアイデアの可能性と限界

今回、自分の孟宗(妄想)が実際に形になっていく過程や、面白いと言ってもらえる経験を通じて、妄想が形になる喜びと楽しさを感じました。

ただ、それよりも、自分だけではできないなあと個人の発想の限界を感じる機会の方が多かったと思います。これは悪いことではなく、「アイデアの掛け算の価値」を、身をもって体験できたんだ思います。

限界と言えば、自分の思考傾向についても一つ気づきがありました。
僕は発散は大好きだけど、収束ができないんです。アイデアや工夫をばーーーっと広げるだけ広げても、それをまとめていく作業がなければ計画にはなりません。
なので、沢山の人に手伝ってもらい、広げる→まとめるという作業を繰り返しました。
現在大学で学んでていても、クエスト前よりアイデアを収束させる能力が伸びていると感じています。
今回のクエストでは、アイデアの掛け算とそれをまとめる術、そして自分の想像力の限界と協働の凄さを、短い期間で濃密に学習でき、めちゃめちゃ面白かったです。

アイデアを出し合い、ぶつけ合う

・ビジネスって愛

今回のクエスト全体を通じて感じていたことです。もじゃさんの講義では、コンセプトを作る上での主語は「誰に」ということでした。誰にどうなって欲しいか、どう幸せになって欲しいか、どう助けたいのか。

それって愛じゃん!

と思いました。お金はその愛への感謝が数値化されたものなんだな〜と、新たな解釈が見つかりました。

・おもろさ

今回学んだことのひとつが、「おもろさの大切さ」です。
尖り続けている生き方がおもろい、単純にギャグがおもろい、うっかり口を滑らせて変なあだ名が生まれた事がおもろい、今クエスト中に色々なおもろいに出会いました。
こういうおもろいって、人生を彩る要素としてはもちろん、ビジネスなどの事業を進める上でも、すごい大切なんだなと感じる場面も数多くありました。

初日に見学に行かせてもらった会社の方は、どちらもとにかく話が面白い!
どんな話題になっても「俺もこれが好き!」など、楽しく話を盛り上げていました。

おもろいって大事。楽しいって大事。
当たり前と言えば当たり前の事だけど、より一層強くそう思うようになりました。

・リーダーに必要なもの

前学期に「リーダーシップ論」という授業を受け、サーバントリーダーシップをはじめとする多種多様なリーダー像があることを学びました。
今回の合宿は、「理想のリーダー像」について改めて考える機会になりました。
今回のクエストの実行委員長だったみきほさんは、大真面目にふざけるリーダーでした。宴会の場ではみんなを笑わせ場を盛り上げる一方で、クエスト全体の進行やメンバーの状態を事細かに気にかけてくれていました。

楽しく、真面目に。一言で言うとこんなリーダー像で、僕が今後どんな活動をしても、どこで働いても、とても大切にしたい、見習いたいなと思いました。

・「伝える」こと

クエストでの最終プレゼンを観返したのですが、自分が下手すぎて恥ずかしくて、一旦閉じました。
もう一度開いて、ちゃんと分析すると、全然観る側の目線に立てていないと思いました。
土肥さんに教わったストーリーテリングも、とりあえず要素を詰め込んだだけで、言葉選びや構成を十分落とし込めていませんでした。

ただ、この経験を通じて、プレゼンをはじめとした「伝える」という行為を学んでみたいという想いが湧きました。
そこで来期に「プレゼンテーション技法」という、伝えることにフォーカスした授業を取ることにしました。

楽しみです!

この合宿に参加していなければ、取っていなかった授業だと思います。
きっかけをくれた土肥さん、ありがとうございました!

・進路への影響

もう一つ、嬉しい出来事がありました。
かんちゃん(さん)と話せたことです。組織のこと、人の相性のこと、人生のこと、沢山の話を聞かせて貰いました。

その中で、かんちゃんが海外で働いていた時の話を聞きました。
この時初めて、海外のソーシャルセクターで働いた話を詳しく聞きました。そして、強烈に惹かれました。
まだ一年生の夏で、どんな風に働くのかは分かりませんが、かんちゃんの話は僕の進路に大きな影響を与えそうです。

・反省と後悔とその取り消し

みんなのプレゼンを聞いて、一つ疑問が生まれました。

自分ってみんなの様に、自分と向き合えていたのだろうか。

「こうするべき」という社会課題にフォーカスしすぎるあまり、自分の想いへの深掘りをしなかったのではないか。
プレゼンの後、そんな反省というか後悔が少し生まれていたのですが、今回こうしてnoteに振り返りを綴っていくと、そんな気持ちは無くなっていきました。自分は自分なりの方法で、自分と向き合っていたのだと思います。

書いてみよう!といってくれた遠藤さん、ありがとうございました。これは毎回やった方が、絶対メンバーのためにもなると思います。

・あとがき

今綴れたことは、ほんの一部で、他にももっともっと沢山の気づきを得ました。
また、これから何十年もの間「クエスト時のあれは、こういうことだったんだな」と感じていくのだと思います。
それくらいこのクエストは濃くて、きつくて、なにより暖かなものでした。

土肥さんが「みんな暖かいばかり言うけど大丈夫かな」と言っていましたが、参加者が口を揃えてしまうくらい、このクエストの参加者が、メンターが、実行委員が、焼津の地域の方たちが、暖かいのだと思います。

文字にすると月並みになってしまいますが、今回参加できて本当に良かったと思っています。
これから半年の計画実行、上手くいくのかいかないのか、不安もいっぱいですが、ワクワクもいっぱいです。

関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
そしてこんな長くてしっちゃかめっちゃかな文章を、ここまで読んでくれた方もありがとうございます。
またこちらで進行を報告したいと思います。
二期生、ファイトーー!

2024/9/21 ぼん


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