浪人生活の遠回りは無駄じゃない
自分は2年前、1年間予備校に通いつつ浪人することになった。
浪人することが決まった(高校3年で受験で上手くいかなかった)瞬間は、いまいち実感がなくここから先1年間勉強をし続けるというか、勉強に限らず何かをやり続ける大変さということを知らなかった自分がいたと思う。
いざ始まってみると、最初はどんどん自分に学がついていくことが、楽しく「きつい」と思うことはなかった。しかし、時間が経つにつれて自分の周りは進学しているのに対し、自分は1年間回り道をしていることに対し、劣等感に似た何かや、置いてきぼりなのではないかと、焦りを感じ始めたことをこうして文章にしていると今でも鮮明に思い出す笑
今考えてみると、こうして勉強以外のことで悩んでいる分この時期はまだまだ本当に追い詰められていないのかな??笑
秋になって模試が増えてくると、一気に現実を突きつけられた気がした。当然伸びが少ない教科は出てくるし、焦る。焦る。本当に焦る。(笑)「これで今年も受験に失敗したらどうしよう。」とか、自分の場合は、有難いことに親に予備校に通わせてもらっていたから、(予備校のお金は本当に高い!)ここまで色々協力してもらって結果がもし残せなかったら、申し訳ない。とか色々なことを考えてしまって、受験期を除くとここが1番精神的にキツかったように感じるな
長いようで一瞬で時間は過ぎ、試験本番。
去年の受験とは、比にならないくらい緊張した。そこまで緊張したということは、そこまでこの「受験」というものに対して1年間全力で取り組むことができたからなのかなって思う。
結果は、前期試験では良い結果を振るう事はできなかった。ここら辺が自分の浪人生活で圧倒的にキツかった。なんなら、今までの人生で1番キツかったかも笑(こんな20数年しか生きてない子供が何を言うかと思うかもだけど笑笑)
夜になってこれから先のことを考えていると、寝れないで朝になってしまうこともあった。
そのあと、後期試験を受けて、幸運なことに気になっていた大学に入学することができた。合格発表の時、毎回ネットでボタンを押す指が震えてたなぁ笑
ボタンを押してみて、「合格おめでとうございます。」の文字を見た時、自分が記憶に残っているなかでは、初めて嬉しくて涙が止まらなかった。1年間、この文字を見るためだけに頑張ってきて、念願が叶った。親に報告したら、電話口で親も泣いていたの覚えてるなぁ
今になってみると、あの1年間の遠回りは、全然悪いものではなく経験出来て良かったなと思う。
視野やモノの考え方が見違えるほど広がった。
一つの目標へ向けられる熱量が増えた。
浪人することで得ることができたこの経験はこれから先何か大変なことがあった時支えてくれる気がしてる。
これから先、たくさん親に色々な面で迷惑かけ続けたから、恩返ししていきたいなぁ