B@SEのこれから
先日、bondplaceが山梨市役所福祉課の方々と協働で行っている学習支援事業B@SE(ベース)の研修会が行われました。
昨年度の2月からスタートしたB@SEですが、5ヶ月が経過した今
改めてこの場をどうしていきたいのかを、bondplaceのメンバーだけではなく、ボランティアとして関わってくれる方々や山梨市役所の方々も交えて話しました。
子どもたちと直に接してきた立場から、安心して過ごせる場をつくるために裏側から支えてきた立場から、様々な立場から見てきたこれまでの様子を踏まえ、それぞれが思っていることをレゴブロックを使って表しました。
「この場は誰でも自由に来て、過ごすことができる。来たくなければ来なくてもいい。でも来たくなったらいつでも来れる場でありたい。」
「ここに来ればいろんな人とつながることができる。家庭や学校で辛いことがあっても、地域の中に安心できる場があってほしい。」
行政だから、NPOだから、学生だから…
そういう肩書きを取っ払って、個人としてどんな場をつくりたいのか?子どもたちに何をしてあげたいのか?を話すことができました。
学習できる場をつくることが、私たちの目的ではありません。
この子たちが、これからもずっと幸せでいられること。
その目的を達成するために、それぞれの立場でできることをやる。
行政だから偉いとか、責任者だから偉いとか、年上だから偉いとかじゃない。
みんなに役割があって、その全てが子どもたちに必要なんです。
B@SEはまだまだ成長過程です。
教育の問題、労働環境の問題、地域コミュニティの問題…
たくさんの問題が複雑に絡み合っていて、とても学習できる場を提供するだけで解決できるほど簡単な話ではありません。
答えなんてどこにもない。
だからこそ私たちは、いろんな立場の人たちとタッグを組んで、答えを一緒に探していきます。
たくさんの方々にご協力いただいて、B@SEを運営することができています。
皆様本当にありがとうございます。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
(NPO法人bondplace 芦沢)