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高嶺は続くよどこまでも。。。

こんにちは。

緊急事態宣言を受け移動は避け一つのベースで生活しだしたため、車に乗ることも少なくなった。普段からベースの移動(ついでに納品など)以外は自転車なのでガソリンの減りが少ないというかほぼない。

普段はベース移動時に納品なども兼ねて動く為毎週200~300㌔は移動しているので私の乗る食いしん坊のライオンちゃんは毎回乗るたびに満腹を要求されていた。

今日久しぶりにガソリンを入れに行くとガソリンがかなり安くなっていた。家に帰りパソコンを開きニュースを見ているとNY市場の原油価格がかなりの下がったというのを目にした。

原油価格は下がっているのに、私たちジュエラーが日々使っている貴金属とくに金の高騰がすごい。パラジウムは依然高騰を続けている。

日本における金価格の過去最高値は、1980年1月21日に記録された1g 6,945円だ。今まさにジリジリとその数値に近づいている。

ただその時は原油国のゴタゴタで一時的なもので3ヶ月で約半値まで下がり一時的なモノであった。

だが今回はジワジワと値上がりしてゆき高騰を続ける中でコロナの危機でさらに高騰に拍車をかけている。

思えば、私が彫金を始めた20数年前はK18 1g 800円前後でその時から上がり続けている。

私の最も得意としていて評価の高いmokumeganeという技術があるのが、この技術がまた無駄がないと生まれない美しさの技術の為、今は展示会などでまとめて作ってストックするのも厳しく、コレクターさんのウェイティングでのみ制作している。

美しいと思うものは千差万別である。作家としての作品つくりのプライドも保ちながらデザイナーとして時代に合わせたものも作っていかなければならない。

展示会の出張や修復の仕事に行くわけにもいかず、出掛けられない分時間はあるが、今この地金高の時に大量の作品を作りこむわけにはいかない。爆下がりはしないが多少はこの危機を抜け世界経済が動き出せば多少の下がり値が間違いなくするからだ。

高値で高嶺。

まさに今の金にぴったりである。

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