高速PA、いまどきのお土産事情
お土産は、その土地の特産品だと思ってましたが、最近はいろんなメーカーがいろんな商品を開発し、いろんな売り方を展開しているようです。
保土ヶ谷PAの下り線で見たお土産の中に、ひときわ目立つ赤い包装…がありました。
そうです、かの有名な信玄餅です。信玄餅といえば武田信玄、山梨県の名将です。
信玄餅は地元山梨県を超えて、関東一円にその名を轟かせています。餅のみならず、ラングドシャやアイスクリームと商品開発力はとどまるところを知りません。
保土ヶ谷PAの棚にはいろいろなお土産が並んでいます。
永谷園といえばナショナルブランドですが、「ご当地マーケット」にしっかりと食い込んでいます。
神奈川圏内ということで、横浜中華街からも商機をつかむべく参入しています。
1980年代、一世を風靡した暴走族風ななめ猫は、本当は名古屋生まれらしいです。保土ヶ谷PAでの陳列は、ツッパリハイスクーロケンロー〰︎🎵の「横浜銀蠅」のカルチャーとかぶるところがあるからですかね?
…ということで、それぞれのお土産の実力を測ってみると、神奈川県の保土ヶ谷PAで山梨県の信玄餅が堂々の一位。ガーン…。
ちなみに、こちら↓は中央道の談合坂SA。どこを探しても「東京バナナ」はありませんでした。
その代わり、似たような「バナナまんじゅう」「東京スイートバナナ」というものが売られていました。
みやげ菓子業界の、仁義なき闘い…は「東京銘菓ひよ子」vs.「鎌倉豊島屋鳩サブレー」にもつれ込んでいます。
ひよ子よ、鳩に勝てるのか⁉️
こちらは談合坂SAではありませんが、新宿中村屋の「カリーあられ」。
地元にもいっぱいいいものがあると思うんだけどなあ…。地元銘菓にもっとチャンスを、と私は思うのですが。
こちらはラーメンとほうとうのハイブリッド種。ようやく出会った、地元色ぷんぷんの「食べてみたい!」と思う逸品です。帰路の上り線SAで売っているとうれしいのですが!
さて、当節のお土産事情をざっと見てみたわけですが、高速のSAやPAは、”お土産戦国時代”さながらの様相で、産地を超えていろんな商品が入り乱れています。
このような現象はインバウンド客の地方拡散が関係しており、コロナ前から見られるようになりました。
資金力あるお土産生産者は全国制覇も不可能ではありません。が、お土産とは文字通り、その土地の産物です。購入の際には、製造元や販売者を見ながら検討してみるのも、ひとつかもしれません。