「ちょっと待ってて。」は小さな約束
「ちょっと待ってて。」
子供が1歳を過ぎ、いろいろと要求できるようになってから
これを言う機会が増えた。
2歳に近づくにつれ、今度は「自分でやってみたい!」という気持ちが芽生え、やってほしくないこともやるようになったので、
それまで言っていた優しい口調の「ちょっと待ってて。」から強めの「ちょっと待って!」に変わった。
これはもうちょっと待っててどころではない。もはや「やめて!」だ。
子供は全然待ってくれないから、1日に何回も言うことになる。気が狂いそうだ。
言われた通り待っててくれればいいのだが、何でもやりたがるこの時期はなかなかそうはいかない。お茶をバッシャーン!なんて日常茶飯事。
「ちょっと待ってて。」と言う限り、期待には応えたい。
「待ってて」の先を言うことはあまりないが、この後に続くのは「あとでママが○○してあげるから」などの意味が込められている。
言わばこの言葉は小さな約束のようなものだ。
子供の気がそれる前に対応してあげたいし、できないときはなんとなく約束を守れなかったようで申し訳ない気分になる。
その頃子供はすでに忘れたのか横でケロっとしているけれど。
私は幼少期、親に何度も約束(今思えば大した約束じゃないが)を破られ、子供ながらに悲しかったから、そんな大人になりたくないなと思っている。
親にも約束を守れなかった理由はあるだろう。ただ、その都度「そんな約束した~?」と言うように上手いことはぐらかされていて、それが悲しかった原因なんだろうなと思う。
子供は約束を覚えている。むしろ自分の都合で「覚えていないだろう」なんて思ってはいけない気がする。
それでも、すべての約束を守れる自信はさすがにないので、もしも守れなかったときは子供が納得できる説明をするよう心掛けたい。
今はまだ息子も幼く、言い訳をしても通じないから、とにかくこの毎日生まれる「小さな約束」を守りたい。