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叱らずに伝わる!子どもの心に響く声かけ術

子どもに「ちゃんと話を聞いてほしい」「何度も言わなくても伝わるようにしたい」と思ったことはありませんか?

でも、つい強い口調で叱ってしまったり、繰り返し注意してしまったりすることもありますよね。
その結果、子どもがすねたり、言い訳したり、さらには反抗的な態度を取ったり…。

子育ての中で「伝え方」って本当に大切です。

実は、 「伝え方」を少し変えるだけで、子どもが素直に話を聞いてくれるようになる のです。

今回は、 「叱らずに伝わる!子どもの心に響く声かけ術」 を具体例を交えながら紹介していきます。

日常生活の中ですぐに使えるテクニックばかりなので、ぜひ実践してみてくださいね!

1. どうして子どもは「聞いてくれない」のか?


「何回言ったら分かるの!?」
「どうしてちゃんとやらないの?」

そんな風に思ったこと、ありませんか?

実は、子どもが話を聞かないのには理由があります。

① 否定的な言葉が多いと、防衛本能が働く

たとえば、こんな声かけをよくしていませんか?

❌「ダメでしょ!」
❌「そんなことしたら怒るよ!」
❌「なんで言うことを聞かないの?」

こうした言葉を聞くと、子どもは「怒られたくない!」という気持ちになり、 防衛本能 が働いてしまいます。
その結果、言い訳したり、反抗したりしてしまうのです。

② 「ちゃんと」「しっかり」では伝わらない

たとえば、

❌「ちゃんと片付けなさい!」
❌「しっかりやりなさい!」

こう言われても、 子どもは「何をすればいいのか」分かりません 。

子どもは具体的に言われないと、行動に移しにくいものです。

③ 親が「感情的」になると、子どもは萎縮する

「なんでこんなことするの!」と感情的に叱られると、子どもはびっくりしてしまい、 「怒られないようにしよう」 という考えが先行してしまいます。

「どうすればよかったのか?」を考える余裕がなくなってしまうんですね。

2. 叱らなくても伝わる「子どもの心に響く声かけ術」


では、どうすれば子どもの心に響く声かけができるのでしょうか?

① 否定ではなく「肯定」で伝える

つい「ダメ!」と言いたくなる場面でも、言い方を変えてみましょう。

✖️ 否定的な声かけ

❌「ダメ!そんなことしたらいけないよ!」

⭕ 肯定的な声かけ

✅「こうするともっと良くなるよ!」
✅「ここはこうするといいね!」

否定されると 「怒られた!」という気持ちばかりが残る ので、内容が頭に入りません。
でも、 ポジティブな言い方 をすると、子どもは「どうすればいいのか?」を考えやすくなります。

② 具体的に伝える

「ちゃんとしなさい!」ではなく、 具体的にどうすればいいのかを伝えましょう。

✖️ 抽象的な声かけ

❌「ちゃんと座りなさい!」
❌「しっかりやって!」

⭕ 具体的な声かけ

✅「足を床につけると、姿勢がよくなるよ!」
✅「おもちゃはこの箱に入れよう!」

具体的に伝えることで、 子どもは「何をすればいいのか」理解しやすくなる のです。

③ 共感してから伝える

子どもは自分の気持ちをわかってもらえたと感じると、素直に話を聞きやすくなります。

✖️ 共感なしの声かけ

❌「早く宿題をやりなさい!」

⭕ 共感ありの声かけ

✅「遊びたい気持ち、わかるよ。でも、先に宿題を終わらせたら気持ちよく遊べるね!」

子どもは「分かってもらえた」と感じると、安心して話を聞けるようになります。

3. 声のトーンと表情も大事!


どんなに良い言葉を使っても、 声のトーンや表情が怖いと、子どもは萎縮してしまいます。

例えば、同じ「大丈夫だよ」という言葉でも、

❌ イライラした声で「大丈夫だよ!」と言われると、安心できませんよね。
⭕ 優しく「大丈夫だよ」と言われると、ホッとしますよね。

声のトーンや表情も意識してみましょう。

実際の声かけのコツは、こちらの動画でも解説しています!
▶ 子どもが素直に聞く!伝わる声かけのコツ

4. まとめ


子どもの心に響く声かけ術をまとめると、

✅ 否定せず、肯定的に伝える
✅ 具体的に伝える
✅ 子どもの気持ちに共感する
✅ 優しいトーンと表情を意識する

声かけひとつで、 子どもとの関係はぐっと良くなります!

子どもは「どうすればいいか」が分かれば、自然と良い行動が増えていきます。

そして、何より 親子のコミュニケーションが楽になる んです。

今日からぜひ、 叱らずに伝わる「声かけ術」 を試してみてくださいね!

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