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「今だけの育児」を楽しもう——いつか終わる10の瞬間
子育ては、毎日が慌ただしくて「あっという間」と言われても実感しにくいもの。
でも、振り返ると「あの頃が懐かしいな」と思う瞬間がたくさんあります。
今は「大変!」と感じていることも、実は「今だけの育児」かもしれません。
今回は、そんな「今だけ」の育児の瞬間を10個ご紹介します。
①「抱っこして!」と甘えてくる時間
赤ちゃんの頃から毎日抱っこしていたのに、ある日突然「抱っこなんて恥ずかしい」と言われる日が来ます。
3歳くらいまでは「抱っこ!」とせがまれることも多いですが、小学生になるとほとんどなくなりますよね。
「重たいなぁ…」と思うこともあるけれど、抱っこを求めてくれるのは今だけ。
大きくなって抱っこできなくなったとき、「もっとしてあげればよかったな」と思うかもしれません。
② 手をつないで歩く時間
親と手をつないで歩くのは、幼児期ならではの風景です。
でも、小学生になると「友達と歩く方が楽しい」となり、中学生になれば「恥ずかしいから」と拒否されることも。
今は小さな手をぎゅっと握って歩くのが当たり前の毎日。
でも、その手をつなぐ時間も気づけば終わってしまうもの。
お出かけのときに「手をつなごう!」と言ってくれる今を、大切にしたいですね。
③ くっついて寝る時間
赤ちゃんの頃は「添い寝じゃないと寝ない!」なんてこともありましたよね。
でも、いつの間にか「一人で寝る!」と巣立っていきます。
寝る前に「ママ、一緒に寝よう」と言ってくれるのは、ほんの数年間。
寝かしつけが大変な日もあるけれど、今だけの温もりを感じられる時間を楽しみましょう。
④「ママ(パパ)が一番!」と言ってくれる時期
小さい頃は、「ママが一番好き!」「パパと結婚する!」なんて言ってくれることもありますよね。
でも、成長するにつれて友達や好きな人の存在が大きくなり、親は少しずつ「影の存在」に。
「ママ(パパ)が大好き!」と純粋に言ってくれる今のうちに、
たくさんの「大好き」を受け止めてあげたいですね。
⑤「見て!見て!」と呼んでくれる時間
子どもは新しいことができるようになると、すぐに「ママ、見て!」「パパ、見て!」と報告してきますよね。
最初は「かわいいな」と思えても、何度も言われるとつい「あとでね」と後回しにしがち。
でも、大きくなると「見て!」と言われることはどんどん減っていきます。
子どもが自分の成長を親に見てもらいたいと思うのは、今だけかもしれません。
⑥「おそろいにしよう!」と言ってくれる時間
親子でおそろいの服を着たり、「ママと一緒がいい!」と言ってくれるのも、小さいうちだけ。
成長すると「親と同じものを持つのは恥ずかしい」と思うようになります。
「一緒がいい!」と喜んでくれる今だからこそ、
リンクコーデやおそろいグッズを楽しんでみるのも素敵な思い出になりますね。
⑦「ママ(パパ)と遊びたい!」と言ってくれる時間
「一緒に遊ぼう!」と誘われるのも、幼児期ならでは。
小学生になれば、友達と遊ぶ時間が増え、だんだんと親と遊ぶ時間が減っていきます。
仕事や家事で忙しいときもあるけれど、子どもが「一緒に遊びたい」と思ってくれる時間は限られているもの。
一緒に笑い合える時間を大切にしたいですね。
⑧「おうちが一番!」と言ってくれる時間
小さい頃は、お出かけしても「おうちに帰りたい!」と言ったり、
「やっぱりママとパパがいるおうちが一番!」と言ってくれたりしますよね。
でも、成長すると学校や友達、部活、習い事と外の世界が広がり、
家よりも楽しい場所が増えていきます。
「おうちが一番好き!」と言ってくれる今、
家族の時間をたくさん作って、一緒に過ごす時間を大切にしたいですね。
⑨「学校に来て!」と言ってくれる時間
幼稚園や小学校低学年のころは、「授業参観に来てね!」「運動会で応援してね!」と親が来るのを楽しみにしてくれます。
でも、高学年や中学生になると「来なくていいよ」と言われることも…。
「見に来てほしい」と思ってくれるのは、ほんの数年間。
忙しくても、できるだけ子どもが喜ぶタイミングには顔を出してあげたいですね。
⑩「お手伝いしたい!」と言ってくれる時間
小さい子どもは、ママやパパの真似をしたくて「お手伝いする!」と言ってくれますよね。
でも、大きくなると「面倒くさい」「やりたくない」と、親の手伝いをしなくなることも。
多少時間がかかっても、「やりたい!」と思ってくれる今のうちに、
一緒に家事を楽しんでみるのもいいかもしれません。
「今だけの育児」をもっと楽しもう
子育ては、いつも目の前のことで精一杯になってしまいます。
でも、こうして振り返ると、子どもが甘えてくれる時間は限られていることに気づきますよね。
✔ 抱っこや手つなぎの時間
✔ 寝かしつけや遊びの時間
✔ 「ママが一番!」と言ってくれる時間
「今だけの育児」を意識することで、
忙しい毎日の中にも楽しめる瞬間があることを感じられるはず。
今日も子どもとの「今だけの時間」を、たっぷり味わってみてくださいね。