2023/11/11 今週の米国経済指標まとめ
⭕ 今週の米国経済指標、パウエル議長発言(11/9)、中国経済低迷、原油価格急落、について簡単にまとめてみました。
① パウエル議長 発言 11/9
⭕ 多くの市場参加者は利上げ終了と捉えていますが、安心するのはまだ早い、後手に回る事が無いように、引き続き慎重に対応、必要となれば追加利上げを躊躇わない姿勢を示しました。
② 中国経済低迷、原油価格急落
★ 原油(WTI)1バレル=77.35ドル(11/4 80.89ドル)
⭕ イスラエル・ハマス紛争により急騰した原油価格が、今週に入り急落しています。紛争による原油供給の懸念が落ち着き、さらに、中国経済の低迷による原油需要が減少している事が大きな原因とされています。
⭕ 11/9発表の中国インフレ率は▲0.2%と低迷
建設業大手「碧桂園」や「恒大集団」の巨額債務不履行
前首相李克強氏の謎の急死
イタリアの「一帯一路」から撤退
景気低迷にも関わらず金融引締めをする迷走共産党指導部
(ドル建て債売り、元買い)
★ GDP成長率が日本より上なのが不思議です。
旧ソ連はGDPを2倍に盛っていたと崩壊後バレたとの事ですw
③ 重要経済指標のおさらい
④ 利上げマップ 11/11
✅ 12/13、連邦公開市場委員会(FOMC)での市場参加者の意見は現状維持が90.9%と優勢。
⑤ まとめ
⭕ パウエル議長のややタカ派寄り発言の後、前回FOMCから下がり始めていた長期金利(米国10年債利回り)が小刻みにやや上昇。ドル買いが進み、相対的に151円台の円安へ。
⭕ 10日には米国株式市場は大きく反発。10月を過ぎFOMCを超え警戒感が和らいだ事や、利上げは最終局面にあるとの認識がより強くなった事が債券利回りの上値を押さえつけ、米国株式市場により良い影響を与えたと考えます。
🔅 今週の債券利回り、為替、原油(前週比)11/11現在
★ 米国10年債利回り 4.646%(11/4 4.576%)
★ 日本10年債利回り 0.842%(11/4 0.915%)
★ 1ドル=151.533円(11/4 149.381円)
★ 原油(WTI)1バレル=77.35ドル(11/4 80.89ドル)
🔅 今週の米国株主要3指数、日経平均 11/11現在
★ NYDOW 34,283 +0.65%(先週比)
★ NASDAQ 13,798 +2.37%(先週比)
★ S&P500 4,415 +1.31%(先週比)
★ 日経平均 32,568 +1.93%(先週比)
🔅 来週の日本米国経済指標
11/14 米国 消費者物価指数 CPI
11/15 米国 生産者物価指数 PPI
11/15 米国 小売売上高
11/15 日本 実質GDP(前期比)(1次速報)