2024/1/23 日銀政策金利決定会合
⭕ 能登半島震災でお亡くなりになった方々へ心からお悔やみを、被災者の皆様へお見舞いを申し上げます。
日銀政策金利決定会合(1/23)、日本 全国消費者物価指数(1/19)、について簡単にまとめてみました。
① 日銀政策金利決定会合 1/23
⭕ 「粘り強く金融緩和を継続することで賃金上昇を伴う形で2%の物価目標の持続的・安定的な実現を目指す」
✅ まずは、4月春闘での賃上げの結果が出るまでは動かないのが「定石」であると考えます。植田総裁のこれまでの言動も全てそうであったと思います。初志貫徹。
② 12月 日本 消費者物価指数 1/19
✅ 総合 +2.6% 生鮮食品除く +2.3% 生鮮エネルギー除く +3.7%
⭕ 全体的に右肩下がりで推移してますが、生鮮食品及びエネルギーを除く総合(コアコア)は依然高水準。
★ 食料(+6.2%)は4か月連続で鈍化、多くの食品メーカーが2023年は値上げをした為、2024年は伸び率は鈍化すると考えられる。
★ ガソリン(+4.5%)、やや上昇。2023年9月より補助金が減額になっている影響か?(ガソリン企業補助金は2024年4月末まで)
★ 電気代(-20.5%)都市ガス代(-20.6%)と、政府による補助金対策の影響で押し下げになった。
★ 宿泊代(+59.0%)の伸びが総合の数値に大きく寄与している。観光需要が大幅に回復で価格自体は引き続き上昇傾向にある。
③ まとめ
⭕ 1/19、全国消費者物価指数の結果では、全体的に右肩下がりで推移してます。しかし、金融緩和継続をしていても指数が低下して行くのは長年のデフレ基調がまだ根付いていると言えるでしょうか。政府の景気対策が不十分であるからでしょうか。
⭕ ゼロ金利政策解除は、初志貫徹で春闘の結果を受けて、早くても4月との予測で収斂されてきたと思われる。
🔅 株価、債券利回り、為替、原油 1/23現在
★ 日経平均 36,517
★ 日本10年債利回り 0.677%
★ 1ドル=147.993
★ 原油(WTI)1バレル=73.82ドル