2022/12/13 米国11月 CPI消費者物価指数
① 結果
総合 +7.1%(市場予想+7.3%)
コア +6.0%(市場予想+6.3%)
★ 2か月連続で市場予想を下回り、インフレはピークアウトしたとの見方が多く広がっています。
次回12/15に開催されるFOMC政策金利会合では+0.5%の利上げはほぼ確定しているとの事ですが、今回の結果を受け、利上げ鈍化期待(ターミナルレートの引き下げと運用期間の短縮)は膨らみ、パウエル議長の発言が今後も注目となります。
② 影響 市場の反応
★22:30 CPI発表直後、ドル売りが活発化、2円程円高ドル安に!
★米国債利回りも全て一気に急落
③ 米国株の反応
★米国株主要3指数は軒並み高騰、時間前から動きが活発でした。
自身の保有株も全て上昇。(12/13 23:40現在)
原油を始めとしたコモディテイ価格も何故か上昇。
米国の経済指標が世界に与える影響力は凄まじいものがあります。
④ PPI生産者物価指数(日米比較)おまけ
◆米国PPI 結果 12/9発表
前年比 +7.4%(市場予想+7.2%)
前月比 +0.3%(市場予想+0.2%)
★ 市場予想を上回る伸び。指数や決算において「予想に対して上か下か」で人の心理に作用し市場は敏感に反応します。まだ、根強いインフレ圧力があり、FRBの利上げを後押しする形になり、米国株価は反落。(12/9)
◆日本PPI 結果 12/12発表
前年比 +9.3%(市場予想+8.8%)
前月比 +0.6%(市場予想+0.5%)
★ 予想を上回る上昇。電力・ガス・水道セクターで先月比+5.9%が大きく数字に影響しています。※参照 日本銀行調査統計局
日米比較、日本は金融緩和継続で今後も物価⤴、米国は金融引き締めで物価⤵。次の注目指標は日本のCPI消費者物価指数(12/22)