⭕ 能登半島震災でお亡くなりになった方々へ心からお悔やみを、被災者の皆様へお見舞いを申し上げます。
今週の出来事、ECB政策金利(1/25)、米国 10-12期実質GDP成長率(速報値)(1/25)、米国 個人消費支出PCE(1/26)、について簡単にまとめてみました。
① ECB政策金利 1/25
⭕ 1/25、ECB(欧州中央銀行)は米国と同じく、高水準の利率を維持する方向を決めた。
主要政策金利 4.50%
預金金利(下限) 4.00%
貸出金利(上限) 4.75%
⭕ とはいえ、米国とは全く経済状況が違い不況真っ只中で失業率も高く、GDPは前期比でマイナス成長に落ち込んでいる。日本とは全く逆の環境と言える。
② 10-12月期GDP成長率 速報 1/25
⭕ 速報値、前期比+3.3%、(予想+2.0%)、年率+3.1%
予想を上回る結果、個人消費が+2.8%(前期比)とリバウンド急回復し6四半期連続でプラス成長となった。景気後退のサイクルが完全に飛ばされた感触がする。
③ 12月 個人消費支出 PCE 1/26
⭕ PCEコアが前年同月比2.9%と2021年以来の低い伸びを記録。米国はインフレが落ち着きつつ、堅調な労働市場と好調な経済を維持している。
✅ PCEデフレーター
●(前年同月比)結果 +2.6% 先月 +2.6%
●(指数先月比)結果 +0.2%
✅ コアPCEデフレーター(食品とエネ除く)
●(前年同月比)結果 +2.9% 先月 +3.2%
●(指数先月比)結果 +0.2%
④ 重要経済指標のおさらい
⑤ 政策金利予想 1/27
✅ 2024/1/31、連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利決定に於いて、市場参加者の意見は「金利据え置きが96.9%」
★ 2024/3/20の会合で、「46.2%の市場参加者は利下げを観測」
(1/20の観測では46.3%)
★ 2024/5/1の会合で、「88.9%の市場参加者は利下げを観測」
(1/20の観測では84.8%)
⑥ まとめ
⭕ 米国において、2023年は多くの人が予想した以上にインフレが減速した。金融引締めによる景気後退を回避しつつ、さらには利下げを控えており、米国株式市場にとっては絶好の環境と言えるのではないでしょうか。
⭕ NYDOW、S&P500指数が最高値を更新中、NASDAQも2年前の最高値を伺う展開。3指数とも1月をプラスで終える事が出来れば、今年の見通しは良いものとなりそうです。
2023年同様に、指数に最も影響力のあるマグニフィセント・セブンがAIブームに乗ってさらに加速を始め、半導体関連銘柄も盛り上がっている。
⭕ 来週はマグニフィセント・セブンの決算ラッシュ
● AAPL 2/1
● AMZN 2/1
● GOOGL 1/30
● MSFT 1/30
● META 2/1
🔅 今週の債券利回り、為替、原油(前週比)1/27現在
★ 米国10年債利回り 4.139%(1/20 4.130%)⤴
★ 日本10年債利回り 0.705%(1/20 0.665%)⤴
★ 1ドル=148.144(1/20 148.135円)⤴
★ 原油(WTI)1バレル=78.23ドル(1/20 73.43ドル)⤴
🔅 今週の米国株主要3指数、日経平均 1/27現在
★ NYDOW 38,109 +0.65%(先週比)+1.06%(先月比)
★ S&P500 4,890 +1.06%(先週比)+2.25%(先月比)
★ NASDAQ 15,455 +0.96%(先週比)+2.39%(先月比)
★ 日経平均 35,751 ▲0.59%(先週比)+6.59%(先月比)
🔅 来週の米国経済指標
1/31 連邦公開市場委員会(FOMC)
2/1 ISM製造業景況感指数
2/1 米国 雇用統計