ライブじゃないとわからない音楽もある〜724 USG 20th anniversary
帰りの電車に揺られながら
溢れる思いはここにしたためることにする
"最高にかっこよかった"
記憶が正しければMODE MOOD MODEのツアーライブが最後だった気がする
つまり5年ぶりの参戦
正直15年目の記念日には行けなかったのを悔やんだ
是が非でも20thは祝いに行くと奮起
絶対に行きたいからファンクラブ先行から応募してやった。いつも参戦してる人には負けられない…!
して結果スタンド1階ド正面のど真ん中の席が当たって流石に震えた…
余談はここまで
そして今日7/24
ライブの熱気はユニゾン歴12年ほどの私史上最高のライブでした。ありがとう。
⬜️前半に感じた違和感
彼らのライブスタイルはどういったものか
私が常に感じるのは、ただただ"圧倒的最強のバンド"
人によって変わるから強く言わない
驚き、圧倒され、負けじとノる為に手を振る私は
心から思うままに手を振る
そうやって圧倒され続けるのが
UNISON SQUARE GARDEN(以降USGと略します)
その音楽は世界を変えるし人を動かしているんだと
心からそう感じる
してアーティストとはアルバムやライブに魂と情熱を注ぎ込むんだと彼らから教わった
ショップに並ぶ作品一つ一つ
ジャケット、帯、曲目に曲順まで
全て魂を刻むと考えている
話は戻りライブだ
今回のセトリには少し違和感があった
特に中盤に差し掛かるところだ
MCもそこそこにはじまるは「Dizzy trickstar」
ほう?
次の違和感は「Hatch I Need」からの「マーメイドスキャンダラス」
ほう???
これら過去のアルバム1〜2曲目に入るもの
前回参戦した10周年ではこの違和感がなかった
なぜアルバムの1〜2曲目をやった?
アルバムの1曲目とは当たり前だが1番はじめに聞こえる曲だ
つまりアルバムとしての姿勢やテーマがそこに詰まっている
だからお祝いとして行う今日それが聞けるとは思っていなかった
しかも「Dizzy Trickstar」はアルバムの2曲目だ
1曲目の「OwnCivilization」が聞けなかった
この曲は要するに「俺らの曲で世界をお前らを変える」
って曲なのだが
あえて歌わなかったのである…なぜだ…?
また、「Dizzy〜」は少しだけわがままで自分たちを信じる彼らの歌だ
これが彼らの等身大でもあるから歌った?
言わずもがな「Hatch→マーメイド」は盛り上がった
つなぎがアルバムのままだったしね…
これが2曲流れたのはなぜだろうか…
「Hatch〜」は世の中の不条理へと苦言するような曲だ…(聞き込みが甘いかもごめん…)
「マーメイド」には世界が変わらない今の自分たちを震わすような曲…
つまりこの二曲は今自分たちが置かれた状況を指して連続して歌っている
これが悔しいからくるものなのか、負けない心からくるものなのかはわからない…
後半、同じアルバムに入る「101階目のプロローグ」が流れるが「閑話休題」
⬜️田淵智也氏と「君」
USGはMCが面白い…
たった5〜10分の少ない時間に起承転結が最後までたっぷり詰まっててずっと美味しい
だが今日は長いMCを聴けた
10thでも、普段話さない田淵氏と鈴木氏
特に田淵氏は過去にTwitter(現X)にて、過激なツイートやリプをしすぎて辞めさせられてる
USGの曲のほとんどを手がける彼には
やはり強く誰にも負けない想いがある
そしてMCが始まり
突然話し出す田淵氏、綴る言葉は想像と違った
「バンドをやめる理由」
「立ち止まってしまった」
日頃「ふざけんな」「黙ってろ」のような歌詞を書く彼から突然の想いの告白
こんなネガティブな言葉を並べる彼は初めて見た
会場のファンも固唾を飲んで見守る
そして最後に
「でも後ろに君たちがいてついてきてくれた」
「だからここにいる、君のおかげ、ありがとう」
拍手喝采
も、そこそこにはじまる斎藤氏の十八番
ところでみんなは「春が来てぼくら」
という曲は知っているだろうか
https://youtu.be/vrd95QQe6Gc?si=I18kfdtu9xQn3OuI
3月のライオンのテーマソングとなった
オーケストラ調で、春の芽吹きや出会い、はじまる新たな物語
こんな美しい曲なのだ
だがその歌詞を紐解くと
田淵氏の想いと苦悩が詰まっていた
斎藤氏が歌うソロで
また春が来て僕らは
新しいページに絵の具を落とす
〜
"それぞれの理由を胸に僕ら" ←ここ!
何度目かの木漏れ日の中で
"間違ってないはずの未来に向かう" ←ここ!
その片道切符が追い風に揺られて
今日は花丸だね
田淵氏のMCのあとだったから
会場が全員涙することになった
この曲はこうも見えるのかと、
USGは田淵氏はこんなにも苦悩していたのかと
春が来て僕ら
この僕らとは春を待つ人たちだと思っていたが
田淵氏が込めた僕らとはUSGそのものだった
その前のMCで皆語っていた
「こんなにも違う3人が」
「それぞれ違う想いを持つ我々」
「間違っていなかった」
このMCがあってこの田淵氏の想いがあって
春が来て僕らに繋がった…
なんで今まで気づかなかったのだろうと悔やんだ
それにこんな想いを綴る彼は初めてだ
その前に演奏した101回目のプロローグ
cメロが今思えば脅威だ
間違っていないはずなのに迷子みたい歯痒いな
本当の気持ちを話すのは「4年くらいは後にするよ」
間違っていないはずと前からずっと語っていた
そう信じてずっと進んでいたのだ
今日のライブで「」の歌詞が
「今日くらいしかありえないだろう」になる
これが後のMCの想いと春が来て僕らに繋がった
これまでのUSGのライブでは見れない会場皆の涙が
武道館を包み込んだ
そして曲が終わり、止まらない拍手
この人たちについてきてよかった
⬜️やっぱカッケェよ俺らの大好きなバンド
最初の話に戻るが
アーティスト達は皆それぞれ想いをライブに詰め込む
これまで「俺たちはすげえんだ、だから世界を変える」
と言っていたUSGに魅了され
「かっけぇ!ついてく!」と
このスタンスはずっと変わらなかった
彼らは憧れで
最高にかっこよくて
世界を変える力がある
その景色を見せてほしいんだ
だからこうしてライブに集まった
春が来て僕ら
アルバム1〜2曲目
これらを行いいつもと違う終わりを迎えるかと思った
なんならMC間でタイアップ曲をいっぱいならべ
終わったと思ったら
「終わりでーす」
「有名な曲いっぱいやったっしょ」
これがほんとに世界を皮肉っていて好きだった
そういうところも含めて全部カッケェよあなた達は
最後、田淵氏の最高傑作「シャンデリアワルツ」
絶対とは言えないが
今日はいつもより輝くシャンデリアがいた
この曲は大好きだがシャンデリアがあなただってことにようやく気づけたよ
20年経ってようやく想いを明かすとかどんだけ奥手なシャンデリアなの
そして終わりの「センチメンタルピリオド」
20th anniversaryアルバムで再収録
かつ20th記念フィギュアのモチーフ
さらにデビューシングルだ
泥臭く低空にいてもいつかすごい景色を見るんだ
そんな想いを感じる曲
今日は決意も感じた
いつか世界を変えてくれるって
個人的に絶対フルカラープログラムが最後と思っていたのはここだけの話…
これを最後に彼らは去っていった
ノンストップ26曲 アンコール無し
どんなに想いを詰め込んだんだろう
私も年甲斐なく踊り、手を振り、腰を振り、叫び
最高な1日だった
もっと書きたいことはあるんだけどやめておこう
ソロ活動だけど行ってよかった
本当にありがとう、かっこよかった
これからも私の魂を揺さぶるような曲を作ってほしい
いつまでもずっと追いかけるから
P.S.
物販並びエグすぎ!!!!!!!
お隣さんに前の方!汗だくでごめんなさい…!