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【いなフリレポ その3】会社クビになったので田舎でキャリアスクール受講してきた

前回までのあらすじ
漠然とフリーランスのスキルとコネを求め金谷へ来るも、人見知りかつぼーっとした意識すぎて即打ちのめされる。
めちゃくちゃ人生の露頭に迷っていることに気づき、人に道を聞いて聞いて聞きまくる。

その1→https://note.com/bon_appetite/n/n892b6fa66a8d
その2→https://note.com/bon_appetite/n/n7eb380b131cc

***

露頭に迷っているのとは別に、わたしには大問題がありました。
それはとにかく想定が甘すぎるということ。

考えごとはすきなのですが、それは、もしこうなったらこう、こうしたらこう、という、人からすれば空想・妄想・物思いに耽る、そういう類いの考えごとです。

つまり、それはぼーっとしているということ。

ぼーっと、考えているようで、具体的には考えてなさそう、実際考えてない。
ので、そこそこ出来はするライティングも、提案も、サイト制作も、なんか詰めが甘いし、なにより時間が全く想定通りにならない

そういうときに、またあれもしなきゃ!これもしなきゃ!と考えると、またどんどん思考の解像度が下がっていく。
なので詰めの甘さは一旦さておいて、わたしは1週目は人生のビジョン考えるのに専念しよ
と、割り切った。
(優柔不断なのに、それができただけでもかなりの成長を感じている)
これが後々効いてくるんですが。

拓けてきたぜ!あれ、拓けてきた?ほんとに?

そもそもいまやりたいことってなんだ?というのを1週間かけて整理。

・会社員は続けたい。実質のクビになったという経緯もあって、会社員をやりたいし、ノリ的に会社員向いてる気もする。(あと、もっと今後の人生を考えて先にガッと貯金したいというのもあるね)
・ディレクターは楽しい。もっとやりたいな、と思う
・ライティングは絶対できるし、得意だし、やらないのもったいない
・それとは別で創作とか、ラジオとか、自分を発信していきたい

このためにいったい何人の時間をもらったのか。
それを気兼ねなくできる、というかそのための時間を買っているのがわたし的ないなフリだったのです。
家に帰っても、スキル究極どうにかなるかもしれんけど、こんなに色んなわけのわからん人がいるのってここだけじゃん。

そんな色んな人による大人数での道案内、もはや輿で運んでもらっている状態で、やっと
「Webディレクター兼ライターとしてフリーで修業して実績積んでから、1年後ライター系で再就職」ということになった。
方向性としてはぶれてない。ディレクション、ライティング、再就職、合ってる合ってる。

創作とか、自分の表現はそこからでもできるんじゃない?って。
まずは何より生きる地盤をつくるか!っていう話で、固まった。
はずだったんだけど。

やりたいことをやりたいだけやっちゃおう!

わたしは文字を書くのが好きだけど、特に「創作文」が好きだった。
小説、詩……エッセイ、短歌、俳句、シナリオとかもそうかな?

あと、写真を撮るのも撮られるのもすきだし、歌ったり喋ったり、声で表現するのも好きだった。

総じて自己表現、が好きなんですよね。

じゃあ、ディレクター兼ライター、ってbetterだけどbestじゃないんじゃない?
やっぱり今すぐやってもいいんじゃない?
って話になって。

ええ〜。そうだけど〜。

当然だけど、色んな人がいるってことは、色んな意見が出るってことなわけですよ。
だから、相談して道は教えてくれるかもしれないけど、それがわたしの生きたい道かどうかの判断は自分が結局しないといけない。

いなフリにわざわざ来て、相談しまくって、なんか答え出してもらえるんじゃないか、みたいな気持ちになっちゃうんだけど。
いなフリが提供してくれるのは「作業する場所」「これから生きるのに何かと便利(かもしれない)なスキル」「相談に乗ってくれる人」=つまり材料であって、わたしの人生はやっぱりわたしが設計しないといけない

まだ意識上がった気でいただけだった。
ここで本当に、ちゃんと本気の真面目モード、火がついた。
この時点で、たしか2週目の真ん中とか。おっそいな。

なぜベストを尽くさないのか

「考えてから物を言え!」「もうちょっと考えてから動け!」
と母上に叱咤されることウン千回。

多少考えてからしゃべるようにはなったけど、
相変わらず思い立ったら即行動。
そして、凄まじいスピードで飽きる。

趣味とか仕事も、最長2年がいいところ。

そうして、何ごともそこそこやって、そこそこのスキルで、そうやって完成していく「器用貧乏」、それがわたし。

でも一度は平均値を上回っていることを母は知っているわけです。
だから、いわれる。「やればできるでしょ!」って。
残念ながら「やりたくないのでできません!」!!!

ともすれば、自己表現は?ディレクターは?ライティングは?
やりたいことじゃん。
じゃあそれに合ったわたしのbestなキャリアのために「なぜベスト尽くさないのか?」

いまやる気あるんだから、やるしかないじゃん。
2年は続いたことあるんだから、とりあえず2年続けるつもりでやればいいじゃん

上田次郎ばりに言い聞かせて、やっと肚がきまる。

ぼーっとした性格で良かった

ここにたどり着くまでに2週目もまたひたすら人生相談をし、ギターを弾き語り、酒を引っかける日々。
遊んでばっかりか?
まあ、パソコン見てる時間いちばん短かった自信はあります。
タイピングも早いしね。笑

もっとガツガツやっている人もいたでしょうが、前半のわたしは、何もしていないようで人生設計を考えることに全振りしており、正直他の人がどのくらい、何をやっているのか、あんまり分かっておりませんでした。 

人生としてはふわふわすぎて焦っていたけど、
みんなこんなすごいのに!あの人は1週目で売上立ててるの?!
とかそういう焦りは、いま思うと全然なかったです。
結果オーライではあるけど、みんな同じスキルを身に着けたとて、どう使ってどう生きるかは本当にそれぞれ。

だから、これから参加する予定の人、同期と進捗とか比べて焦ったりしてはだめです。

自分にとって最適な1ヶ月が絶対あるので。
もちろん後悔がないことはないですが(そのあたりは最後にまとめて書くけど)、とにかく、自分で買った、自分の時間である、という意識を大前提に。

そういう意味では前半相談しまくってよかった。本当に。

この歳にして、やっと、これからはきちんと生きるぞ!という決心がついた、お恥ずかしい話ですが。

やっとどういうキャリアのプランか決まってきたので、いよいよ実務に入ろうやないか!
という3週目のお話は、また明日。

志邑でした。Salut!

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