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ケニア初のスマートフォン組み立て工場が設立!国内製造への転換を目指す。
今回もアフリカ現地で話題のニュースを取り上げ、その記事をまとめた要約記事をお届けします!今、アフリカ各国で何が起こっているのか、一緒に勉強していきましょう!
さて今回はケニア大手通信会社のSafaricomらが設立したケニア発のスマホ組み立て工場のに関する内容をまとめてみました。
ケニア初のスマートフォン組み立て工場の設立
ケニア、マチャコス郡アティリバーに、ケニア初のスマートフォン組み立て工場「East Africa Device Assembly Kenya Limited (EADAK)」が設立されました。
この工場はケニアの大手通信企業Safaricomをはじめとする通信会社と国際的なデバイスメーカーの共同事業として立ち上げられたもので、年間最大300万台のモバイル電話を生産する能力を持っています。
EADAKの設立により、300~500人の直接雇用が生まれる見込みであり、地元の才能育成や経済成長にも寄与するとされています。
EADAKの会長でありJamii TelecomのCEOでもあるJoshua Chepkwony氏は、この組み立て工場がケニアのデジタルインクルージョンを進めるための重要なステップであると強調しています。
スマートフォンの価格と市場
この新たな工場では、4G対応の「Neon 5インチ "Smarta"」と「6.5インチ "Ultra"」といったデバイスが生産される予定で、初期の販売価格はKES 7,499(約7,500円)とされています。
また、近い将来、新しいデバイスやローカルで組み立てられるタブレットの導入も計画されています。
SafaricomのCEO、Peter Ndegwa氏は、これらのスマートフォンがケニアのデジタル変革を促進し、高品質で手頃な価格のスマートフォンによって更なる経済成長をもたらすだろうと述べています。
輸入スマホの税問題とローカル生産へのシフト
ケニアのウィリアム・ルト大統領は、ケニア市場に輸入される携帯電話の約半分が課税されていないと指摘し、これが国の税収の問題となっていることを明らかにしました。
ルト大統領は、すべての携帯電話を国内で製造することで、この問題を解決する一方で、若者の雇用を増やす手段ともなると述べています。
国内生産への移行は、税問題の解決だけでなく、デジタルリテラシーや国の経済発展にも寄与すると見られています。
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