見出し画像

着ぐるみ動画の撮り方

この記事は、「着ぐるみ(kigurumi) Advent Calendar 2024」Day7の記事です。
https://adventar.org/calendars/10384

この記事を読めば、着ぐるみ動画を投稿したくなりますよ!



はじめに


着ぐるみ動画とは文字どおり着ぐるみが写っている動画です
この記事では着ぐるみ側の心構えと、撮影や投稿のコツを書いていきます

申し遅れました、ぼむると申します
こんな動画を作っています

https://youtu.be/BRo7_qOg5Jc


なぜ着ぐるみ動画なのか


キャラクターを表現する方法は、着ぐるみ以外にも

  • イラスト

  • ドール

  • アニメ

なんかがあります。これらと比べると着ぐるみのメリットは

  • 動けること

  • 実在すること

です。これを最大限活かすのが動画です。


着ぐるみには、中の人が確かに存在するのに知ることはできない、という魅力があります
着ぐるみ魅力すべてをメディアで伝えきることは難しいですが、なるべくそのまま伝えるには動画が適しているのではないでしょうか


動きが苦手な着ぐるみ


そもそも、着ぐるみ動画の投稿が少なすぎます!

着ぐるみさんからは
「写真なら良いが、動きに自信がないから動画は苦手」
という声をたまに耳にしますが、そんなことありません!
着ぐるみ側は手を振るだけ歩くだけポーズをとるだけでもいいんです
着ぐるみが動かなくてもカメラを動かすことで、写真では表現できない立体感が伝わります
お顔の正面だけでなく斜めや横からみても綺麗になるように作られているなら、その顔立ちを存分に見せてください
実在する着ぐるみをあらゆる角度から眺め回したいという欲望を叶えるのが動画の魅力なのです

さらに言えば着ぐるみさんは

  • 衣装や髪が乱れにくいように準備する

  • カメラ目線になるように気をつける(外すなら外す)

  • 動くなら大きい動作にする

  • カメラに近づきすぎない

ように気をつけると良いかもしれません


機材

動画を撮るなら撮影機材を用意しないといけませんね

スマホ

動画撮影はスマホでも全然いいと思っています
動画撮影って失敗しやすいし、動画ファイルが大きいと扱いにくいし、色々ハードルがあります
でもスマホなら失敗しにくいし、撮ったスマホでそのままXに投稿できます
着ぐるみ動画なら、着ぐるみ自体が可愛いから動画編集をしなくても魅力のある動画になるので、スマホだけで事足りるのです

スマホによっては「シネマティックモード」を使うと背景がボケていい感じの雰囲気になります
また、倍率2倍くらいで撮ると画面の端が引き伸ばされずに可愛く撮れます

もっと綺麗に撮りたくなったら撮影機材を買いましょう!


一眼レフ

私の利用機材は以下のとおりです。

  • カメラ:Sony ZV-E1

  • レンズ:SEL50F14GM(50mm F1.4の単焦点)

  • ジンバル:FeiyuTech SCORP Mini

  • 可変NDフィルタ

着ぐるみ写真を撮るときは縦で撮ることが多いですが、動画は横で撮ることも多いので画角の狭さに驚きます
買うなら思っているより若干広めに映るレンズがよいでしょう

カメラの設定についてはこんな感じです

  • 60fpsで撮影するならシャッタースピードは1/60に設定し、モーションブラーが良い感じにかかるようにします

  • F値は2.5以下です。背景なんてただの引き立て役なのでぼかして、着ぐるみがくっきり映るようにします

  • この段階でまだ調整していないISOと可変NDフィルタで明るさを調整します。明るいところではノイズを減らすためにISOを最低にして可変NDフィルタで調整、暗いところではISOで明るさを調整します


撮影のコツ

動画で着ぐるみを可愛く収められるようにするにはどうすればよいか考えましょう


その動画、なんの動画ですか?

良い動画を撮りたければ、どう動いてもらうかシチュエーションを話しかけながら撮ってあげると意味のある動画になります
その場の雰囲気や撮りたい場面を伝えられるのはカメラマン側なので、コミュニケーションをとって何かをしているところを撮りましょう
喋れなくて視界も悪いけど、それを感じさせないように何かしようとしている着ぐるみって萌えますよね!

  • 「広い公園だからはしゃいでみようか」

  • 「花が綺麗だから見てみようか」

程度でも良いので声をかけてあげましょう!
何も伝えないで適当フリフリもかわいいですが、何もしていない動画になってしまいます
着ぐるみが意思を持って行動できるように誘導してあげましょう!

また、動画は動きのあるほうが映えますが、着ぐるみがたくさん動いてくれるときは無理にカメラを動かす必要はないです
動画で見たいのはあなたのカメラワークではなく着ぐるみです
着ぐるみの動きをじっくり見せてあげましょう

逆にジンバルを使ってダイナミックにカメラを動かす撮影をするときは単純な動きをしてもらうようにしましょう


着ぐるみって出オチ…

着ぐるみって出オチのコンテンツです
一回登場してしまったら表情が変わらないので、その後の展開も何もありません
だから顔をずっと写していると飽きてしまいます
撮影時はどうしても顔を写したくなってしまいますが、顔以外の好きな部位を探して撮るなどバリエーションを増やしましょう

  • 衣装や手などのパーツ

  • 寄りと引き

  • 景色など場所や時間がわかるカット


編集のコツ

終わらせること(戒め)


投稿のコツ

Xで活動している人が多いと思いますので、Xに動画を投稿するときの注意点を書きます

まず、縦横比は1:1で投稿するとサムネイルで動画全体が表示されて良いです

そして、動画には決定的な弱点があります
それは、見る人の時間を奪うことです。
フォロワー数が少ないときは上がった動画への期待感も小さいので、わざわざ時間をかけて動画を見に来ません
ですから、一回動画を上げてみて伸びなかったから諦めるのではなく、最低3回は上げ続けてみてください
それでダメだったとしても、また時間をおいて動画を投稿してみてください
きっと、動画だからこそ伝わる瞬間に巡り会えます!


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます
撮影される側が意識する部分や、着ぐるみ撮影のポイントがわかってもらえたのではないでしょうか
私も全部できているとは言えませんが、こんな意識で撮っています
この記事を読んで動画を投稿する人が増えることを願っています


いいなと思ったら応援しよう!