ヲタク遍歴:BOOK編・〜中高生時代 〜1990年代後半
ドーモこんにちは。
ぼんさいです。
今回は自分というヲタクを作り上げた背景と本を紹介の第二弾です。
〜中高生 1990年代後半(世紀末に向けて)
中学生
以前書いた通り、小〜中学生にかけてライトノベルを読んでいたが、そろそろ大人っぽい小説を読みたいなと思っていたところに『十角館の殺人』と出会ってしまった。
そこからは本格ミステリ・新本格の潮流にのったのだ。
まずは綾辻行人さんを一気買い。
館シリーズ
十角館、水車館、迷路館、人形館、時計館
囁きシリーズ
緋色、暗闇、黄昏
殺人方程式シリーズ
殺人方程式(1のほう)
殺人鬼シリーズ
2冊とも
霧越邸殺人事件
それから島田荘司さんは特に御手洗潔シリーズを。
占星術殺人事件
斜め屋敷
(略)
ちなみに吉敷シリーズは嗜んでない。社会派っぽかったので合わないかもと読んでいなかった。
あとは新本格の旗手と言われていた(はず)
歌野晶午さん
有栖川有栖さん
我孫子武丸さん
法月綸太郎さん
このあたりを買い揃えて行った。
ほんと買い漁った。
やはり名探偵(銘探偵も)が出てくる物語が好きだったようだ。
綾辻さんの館以外のシリーズも読んだのだが、ちょっとグロ過ぎて、、、かなり我慢して読んだ記憶がある。
本屋さんの講談社文庫の棚に通い込んだものだ。
中学生の少ないお小遣い&お年玉はほぼ推理小説に費やされたのである。
高校生
高校生になると電車通学になったため、電車内や駅の待ち時間に本を読む事が増えた。
図書館を使うと言う意識が全くなかったため本は買っていたのだが、お小遣いだけでは到底欲しい本が買えない。
ゆえに昼食をパン一個、パックジュース一個で節約し、本代を捻出していた。
昼代は親から定額支給だったからである。
そのお金で本屋に通った。
ちなみに家の方針でバイトは禁止だった。
兄がバイトをやり過ぎて大学で留年をかましたからである。
兄の失敗で弟は行動に制限がかかるのである(笑)
ジャンルとしては、高校でも日本の本格ミステリばかり買っていた。
ちょうどメフィスト賞ができた頃だったみたいで、文庫化されてから森博嗣さんにハマった。
この頃に京極夏彦さん作品に出会ったと思う。
あの分厚い文庫何?と思いながら。
あと話は変わるが、綾辻さんと京極さんって雰囲気似てるような。兄弟???
中高生の時代は本当に新本格にこだわって小説を買い漁っていたのである。
他のジャンルを読んだ記憶がほとんどないくらい。
密室、名探偵とか帯にあったら、数ページ立ち読みして、文体が気に入ったら買う生活。
この頃には作者縛りせずにさまざまなトリックを味わいたくて、何でもかんでも摂取した。
そんな生活を繰り返したため、本棚がちょっとした講談社文庫コーナーになったのだ。
講談社文庫に全幅の信頼を置いていたのである。
わたしのミステリ知識はこの期間に醸成されたのである。
やはり偏った形で。
では。
もし、ご興味があればこちらもどうぞ。