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屋上

どうも
約3年ぶりの更新です。

アップデートってやつですか?
毎年新しいモデルのiPhone出るってゆうのに
(自身もちゃっかり乗り換えとる)
どこが変わったのかも分からんのにさ
もう、ほんとに ぷんぷん‼︎

ぷんぷんっていう度に佐藤珠緒が横切っていく
世代なんだぜ


さてさて

これまで私の幼少期からの不思議体験を淡々と
特に面白くもなくあげてきたが

今回は少し大人になった『20-21才頃』の
私の話をしようと思う


確か、あれは短大を卒業して
特に就活もせずニート生活を満喫していた頃だった

高校生からmixiが流行り出して他の類似したサイトにも幾つか手を出していた時にその人と出会った(以下その人をK君としよう)
※コダマキヨシですと名乗っていたけれど後から、それも偽名だと知る


何をキッカケにかは覚えていないが確か音楽系のコミュニティから繋がったように思う

K君は昼は一切働かず
夜もやっぱり働かず
殆どを家で過ごしているとゆう

本人曰く本業は
プロのDJ

初めは、とても胡散臭かったが
ネットで調べてみると、どうやら
本当らしく
数ヶ月、海外ツアーに出ることもあり
国内でも有名な人だった

今でも発行されてるのか分からないが
サブカル?音楽系雑誌のコラムも書いて
いたように思う

いつも会う時間は早朝で
特に目的も無く
大阪の繁華街をブラブラ散歩する

何故、早朝だったかは今だに謎

その日も朝の7時か8時くらいに
デパート前で待ち合わせして開店時間を待つ
デパートが開くと煌びやかなモノには目もくれず
私達は屋上に向かう

屋上には昔から変わらない光景が佇み
人も雨上がりでまばらなうえ
ミニチュアの観覧車や
動物型の乗り物も動いてはいなかった
これをエモいと言わず何と言おうか!

そして、まだ少し濡れたままの青いベンチに腰掛け特に会話もなく雨で濡れた地面を見続けるとゆう贅沢な時間の使い方をした


そして特に大した会話も無いまま時間は流れ、かと言って一緒にいるとどっと疲れる事もなく何か空気みたいなK君だった

が! 突然立ち上がり、そのまま歩き出した

どこに行くのかと見ていたら何かの自販機の前に座り込んでいる

私も後を追ってみに行くと

アン◯ン◯ン(なんかエロい)のポップコーン製造機だった

それ行け!的な

何も言わずK君は製造機を凝視し続けている

『どしたん?食べたいん?お腹空いたんか?』と聞いてみると

コクっと首を縦にふった

でもK君は一向に買おうとしない

もしかして
と思い私はK君にポップコーンを奢ってあげる事にした

いつもの事だが何も持たずに来たらしい
とゆうかお金が無いらしい

嘘か誠か分からないが
何故かK君は母性本能を擽るタイプで
どうしても憎めない
いや、むしろ何でも買ってあげたくなる男だ

そんな私の葛藤をよそに
K君は横でポップコーンを貪り食っている

それで良いんだよ君は、それで


食べ終わったところで少し歩こうという事になり
まだ小雨が降る中、たわいもない話をしながら
私達は半時間ほど散歩をした

K君は僕が好きな町に向かってるとゆう

しばらく歩くと見覚えのあるタワーが建つ
ディープな場所に辿り着く

そこは、どちらかと言うと夜の繁華街なので
その時は人の姿が疎な印象だった
(今はインバウンドで海外の人で朝から晩まで賑わっている)


途中、K君の友達が声をかけてきたりしたけれど
それからは特に何をするわけでもなく散歩も終盤を迎えた


そろそろ時間だと言うので近くの駅で別れる事になった


K君は、暫く日本を離れるとゆう

海外では女の子にモテるらしく毎日楽しいらしい
だからと言って性の対象は女の子でも男の子でもなく、K君は皆んなに愛されたいと豪語していた

そうゆうところも含めてK君なのだ



それからメールでのやり取りや
数ヶ月に数回、会ってたのかもしれないが
いつの間にか疎遠になっていた

あまり覚えてないが何かの話から意見が食い違い
それからだったと思う



彼は今は、どこで何をしてるんだろう
日本にはいないのかもしれないし
地元に帰ったかもしれない


どこかでK君を見かけたら
たぶん声はかけないが

あの時のポップコーンの匂いを
私は思い出すのだろう


ぼん。



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