ななない育成枠が見た麻雀リーグFC
アイキャッチは愛すべきななないの皆さん。
私もファンアートの題材にしてもらえて嬉しかった
はじめに
セミファイナル敗退
こんにちは。
2022年8月、麻雀リーグFC第一期ドラフト会議にて
チーム《なんでも鳴けばいいというものではない》(以下、ななない)に、当時雀豪3として育成枠に選出されました、ボムチュウと申します。
シーズン中、無事に育成枠を抜け聖2になりました。
先日セミファイナルシーズン最終節の試合があり、ななないは惜しくも7位。リーグ敗退となりました。
まずは一言、運営の方々と、応援してくださった知り合いの皆さまに感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
ここからは優勝チームが決定するのを卓外から眺めているしかなくなったので、今まで思ってきたことをnoteに書くことにしました。
今期、疎に密に関わらせて頂いた皆さんが何か感じてくださったら嬉しいのと、
人に媚びるなんて無理だよというシャイな皆さんが、次期のドラフトアピール作戦を立てるのに少しでも役立ってくれたら幸いです。
私は、野望はあるけど手段の選択肢が狭い人が好きです。
(恥ずかしいとか、自分が許せないとかで)
話が逸れました。本題をどうぞ。
ここが気になる麻雀リーグFC
ドラフトは盛り上がっているけど、その後はよく分からないリーグ
旧雀魂Fリーグ、リーグFC応募時に私が抱いていた印象です。
初参加だった皆さんにも聞きたい。
実際、参加するまでこのリーグのこと、よく分からなくなかったですか。
前回も私はドラフトに応募し、Twitterで一生懸命アピールしていましたけど
自分が落選した後は、そのリーグでどんな戦いがあって、どのチームが優勝していったのかなんて、追っていかなかったですしね。
今期はありがたく参加権を頂いてから、ずっと考えていたんですけど、
「参加者以外の人にとって、ドラフト後のリーグのことが分からなくなるのは当たり前だし、残念がることでもない」
というところに落ち着きました。
リーグFCはドラフトがピーク?
つい先日も、チーム配信で話題になりました。
ドラフトは、リーグFCの盛り上がりのピークだって。
そうなの?
ドラフトをピークに、後は沈んでいくだけですか。
本当にそうでしたか?
確かに、ドラフト時の盛り上がりは、それはもう大きいです。
YouTubeで配信されていたドラフト会議は同接数が3桁もあったらしい。すごいですね。
だけど。
シーズン中はほぼ全ての人が脱落せず、寧ろやる気を加速させながらちゃんと盛り上がっていたし、
私設リーグとは思えないくらい、優秀かつ熱意のある運営のエネルギーが注がれているのをひしひしと感じながら過ごしてきて。
参加してみて、ものすごい大会だなと思いました。
意欲だけを燃料に、わざわざ卓組やスケジュール調整等をしてくれる事務方や、参加者の活躍を追い続けて応援してくれる運営広報部まで付いているんですから。
幸いチームメイトにも恵まれ、楽屋配信中は皆さんの言う冗談にずっと笑っていましたし、コメント欄の方々も麻雀に詳しく、面白くて、極めて良い状態で半年間過ごしてきましたけど。
私の感じているこの充足感は、ピークではないというのか?
と、毎節思っていました。
そうか。
皆さん、関わっている人の数だけで、ピークなんて言っているんだな。
そうですね?
「開」の期間と「閉」の期間
麻雀リーグFC第一期は、
Twitter上を中心としたドラフト期間を経て
レギュラーシーズン
セミファイナルシーズン
ファイナルシーズン
の3シーズンに続いていました。
(次期は少し変更があるそうです。公式noteをチェックしてください)
これを、
【重要】
ドラフト中の「開」の期間
シーズン中の「閉」の期間
と、概念的な2つの期間で捉えると、とてもしっくりくる。
「この2つの期間は、どちらもリーグFCへの参加期間だけど、
世界観が大きく異なっていて、独立したピークが存在する」
というのが、リーグFCピーク理論です。
よく分からないと思うので、私の頭の中を表にしました。
ご覧ください。
【重要】
細かいことが気になるのが私の悪い癖ですが、
盛り上がりのピークという意味を込めてピークという言葉を使う時、
盛り上がりって、本当に人数なんかだけで決まるのか?
満足度の総量や、感情の濃さは?と思って引っかかってしまう。
言いたいこと伝わりますか?
リーグFCは2つの顔を持っており、「開」「閉」それぞれの期間でピークを高めるようべストを尽くすのが、楽しくリーグFCを攻略するコツだと、自分は考えたということです。
ドラフトに落ちて「開」だけを経験した私も、指名されて「閉」の期間を経験した私も、そうだなって納得しているんですけど。
いかんせん思い込みが激しいので。
もう少し続けるので、皆さんにぜひ考えてもらいたいです。
60人の観客と60人の発表者
「閉」の期間は、どう頑張っても当事者は60人で、数百人になったりしません。
ファンは理論上は増えないこともないですが、そもそも増やすこと自体が難しい。
貴重な余暇の時間を使って、人がやっている麻雀を単なるコンテンツとして見ようと思うかというと、あんまり見ない。
人を見るなら自分が打ちたいですからね。
私はVtuberもMリーグも見ないので、プロの麻雀でさえも、観る雀に耐えるコンテンツまで高めるのは難しいです。
だからこそ、チームの雰囲気が好きとか、○○さんの入っているチームを応援しようという方がいるのは、有難いことです。
ならば、「閉」のピークはどう高くするのか。
順当に考えたら、60人の中でいかに盛り上がるかが勝負ですよね。
自/他チームの麻雀をよく見て、感想を伝える
頑張ってくれている広報部への反応を良くする
引用RTで、毎節ごとの意気込みや結果について発信する
参加者のリーグ外活動(四象戦等の大会、Vプロ挑戦など)に反応、応援する
先日のななない反省会でも言いましたが、
「閉」の期間に入ったリーグFCは、数百人のためのリーグから、60人のためのリーグになるイメージ。
私も自分なりに60人のためのリーグを、
もっと言うとチーム5人のための、リーグFC「閉」を盛り上げようと頑張ってきましたが、至らずできなかったこともあります。
60人と、見ていてくれる方々だけで盛り上がればいいだなんて、排他的で寂しいですか。
――いえいえ。
60人って結構な大所帯ですよ。
全員と仲良くなれないどころか、全員と打てない人数です。
せっかくの麻雀大会だというのに
期間中、ななないは全チームとコラボできませんでしたし、
関係者全体で呟けば、深夜のTwitterのトレンドを動かせるくらいの大人数でリーグ戦をやるんです。
学園祭みたいな内輪のお祭りだったとしても、手に余るほどの規模じゃないですか。
しかも、その60人はランダムに集まった60人ではない。
数百人から選抜される何かがある人たちです。
リーグFCに参加された方は、この一期分の参加者60人には、すごいと思える人がたくさんいること、同意してくれると思います。
趣味が同じ人間が60人もいたら、その素敵な60人の中の1人くらいは、気が合って仲良くなれる人がいます。
これが、私が考えるドラフト指名されて得られる最大のメリットです。
親密になれなくても大丈夫。
ここで知り合った未来有望な方々のご活躍を、リーグFCで関わりのあった人間として祝えることもまた、私の財産になっています。
リーグFCに選ばれたら、多少は人に注目されるなんて思っていたけど、そんなことはない。
夢のない話だけど、当たり前ですよね。私は一般人ですし、見ているだけで面白い麻雀は打てないので
けど先述の通り、蓋を開けてみたらもっといいメリットがあったということ。
私を指名してくれたななないリーダー、メカZさんには感謝しきれません。
シーズン中の「閉」の期間は、この素晴らしい人たちと充実した時間を過ごすために夢中でして、
当事者が少ないとか、ファンが少ないとか、
すなわち人数的ピークがどうこうなどと考えている暇はなかったです。
ただただ、めちゃくちゃ楽しかった。
最近は半年間ですっかり打ち解け合って、スプラやらコラボやらで楽しんでいる第一期FCリーガーの皆さんを、横から見ているんですけど。
それぞれ自分にとって大切な縁を見つけ、育てていて、ほほえましい限り。
とてもいい雰囲気ですね。
敗退者にとっては、まるで卒業式の前のまったりした時間が流れていますけど、ファイナリストの皆さんは、まだ血眼で各チームとのpt差を気にしていることでしょう。羨ましいです
この2月末でファイナルシーズンが終わったら、いよいよ麻雀リーグFC第二期第一期Σリーグのドラフトがやってきます。
まずはチームリーダーの選抜があると思うので、時期的にはちょっと先になりますね。
一足先に話題として触れておきます。
ドラフトでアピールすべきは雀力/やる気と発信力?
ドラフト時に抱いていた偏見(2)です。
リーグのドラフトって発信力発信力、アピールしたほうがいいらしいというメッセージをひしひしと感じないですか。
あと長期一緒にやっていくんだから、人柄がいい人、絡んだことがあってどんな人か分かる人が安心、などと仰る……
普通の方って、人柄に自信があるものですか。
私は悪人ではないけど、うまく喋れないし、人付き合いのうまいタイプではないので。
中長期リーグ戦のドラフトなんて、いわば
新規の陰キャにとって残酷な環境ですよね。
私は今回、元リーグ参加者の方のドラフト候補者推薦noteに名前を載せてもらっていましたし、
それとは別にメカZさんはリスク込みで、自分の価値観に基づいた人選をする方だったので滑り込めましたけど。
コネと運なので。
「開」のアピールの壁は倒せなかったということになる。
世渡り下手な者として、せめて発信力について、やさしく打撃を加えないと気が済まないですね。
実際に参加してみた結果、リーグFCにとって、
外に向けた影響力や発信力は、小さくてもいいんじゃないか
と、私は思いました。
そうです。
シーズン中の「閉」の期間に使わないからです。
先ほどの話を基にしますと
60人のためのリーグにとって発信力とは、
運営広報部への密で速やかなレスポンスのこと
そう言って差し支えないと思う。
#麻雀リーグFCをつけたツイートをしたり、公式ツイートをRTしたり、
自分が登板した日についての《熱闘!麻雀リーグFC》*への寄稿を欠かさないだけでも、発信活動への大きな貢献じゃないでしょうか。
リーグFC広報部の作るnote、Youtubeライブ等はすべてしっかり作られていて、特に運営Vtuber勢のエネルギーは化け物です。
Vtuberってみんなそうなの?麻雀も強いし、解説もできるし、フリートークもできるし、チームにも入っているし、コラボもするし、他のゲームもやっているんですけど……
「閉」の期間中は優秀な彼らが年末年始返上で頑張って、我々の麻雀を褒め、喝を入れてくれるので。
自分が何かを作れなくても、自分に登録者やファンがいなくても、彼らと彼らの作るものに愛着を持って、感想を言うだけでいいんですよ。
広報部を支援することが自然とリーグを内に外に、盛り立てることに繋がると思います。
参加者は発信者でありながら、1/60人の受信者でもあるので、
誰かが何か発信してきたものを受け止めて、RTやリプライ等で反応することも、発信と同じくらい強いパワーですね。
それらに比べると、対外向けの個人の集客力やもともと持ってる発信力なんて、それほど重要じゃないんじゃないですか。
リーダーや広報部を目指す方については、また別かもしれませんが。
ドラフトが終わったら、「閉」の期間に入ります。
ファンを増やすことは、先述の通りとても困難な道ですけど
発信力って、「閉」の期間を充実させる力になりますか?
あったらいい、くらいのものにならないですか。
発信力に関してアピールに困っている方、発信力を基準に取ろうか迷っているリーダーの悩み、少しでも減ってほしい。
盛り上がる方法も楽しむ方法も、たくさんありますよ。このリーグ
今の私なら、発信力のアピールや、発信力を凌ぐ別の何かがあります!というアピールではなく、参加者や運営広報へのレスポンス力や、マメさをアピールしますね。
私は育成枠狙いだったので、育成枠獲得実績から言っても、Vtuberが有利なのかなと思っていましたが、
私は「閉」の期間で良き発信者であり、受信者であるためには、非Vtuberが不利ということはないんじゃないかと思いました。
けど楽屋配信はやっているところが多かったので、配信環境はあるに越したことはないなと思った。
私も、今後リーグ戦に参加するなら、楽屋配信は担当できるようにしたいです。
リーダーだけに任せるのは大変でしょうからね。
えりんぼパパさんや、justice@くんはこの辺り分かってくれそう。
運動会でビデオ回す役は、家族にとって何人いてもいいってことです。
ところで、ビデオって今も伝わる言葉なんですか。
「VCできる、配信できる、雀力(一般枠)、やる気(育成枠)がある。
そして公式の出したものはチェックし、なるべく感想を付けます。」
というのが私が半年で結論付けた最強の参加者で、ドラフトアピールポイントです。
(つまりゆうれいいかさんです。異論ないですね)
ここまで好き放題言いましたけど、
ドラフトは完全に各チームリーダーの方針によることは思い出しておきましょう。
チームはリーダーの王国。
リーダーのチーム論が法律。
ワンマン上等。だから面白い
そこに公平を求める合理性は、ないと思います。
せっかく人前に出る勇気と責任感を持って参加する覚悟を決めて、審査を突破して、チームを作る権利を勝ち得たんだから。
リーダーお気に入りのチームを作ってもらっていいはずですよね。
そこに人間的有利不利が出来てくるのは残念だけども、それをどのくらい採用側にプッシュできるかチャレンジするのが、アピールの面白みとも言えます。
お得意の、微差を積み重ねるんです。
ドラフト応募は、受験じゃなくて祭りへの参加。
「開」の期間は明るく戦略的に、開放的になったほうが面白いです。
各リーダーの独断と偏見で、
若くてフレッシュなチームが作りたいとか、家族みたいなチームが作りたいとか、闇のチームが作りたいとかあるでしょうし、
いろんな尺度による不公平な採り方があるからこそ、色んな人間の組み合わせが生まれ、面白くなるんでしょう。
極端に考えるならば、実は私利私欲だけで指名を決めるのも難しい。
多少は公益性を効かせてしまうものだとも思います。
自チームのことだけを考えて良い時間を過ごせるようにしたい半面、自分が参加するリーグの発展を願うでしょうからね。
そして誤算やドラフトマジック(指名被り)によって、リーダーの期待した方向とは、微妙に違う方向に向かっていくチーム
リーダーが建国したのに、国の運営は議会制になった、みたいなことが起きます。
リーダーが絶対君主のチームもあったのかな。
少なくともななないは違ったと思います。
チームの話は、たくさん広がってしまうので。
また別の機会がありましたら
終わりに
来期のリーグについて
来期のドラフトは、私は不参加の予定です。
育成枠として取られたからには、雀聖になって育成枠を抜け、場所を空けるのがかっこいいなと思っていました。
一期分の貴重な席をどうもありがとう。
ななない育成枠狙いの皆さん、お待たせ致しました。
育成枠を抜けたいといっても、そう短期で狙って都合よくいくとは限りません。
麻雀のことなので。
私が昇段できたのは、運が良かったからです。
次期に育成枠を目指される方も、シーズン中、育成枠を卒業しようと気負って取り組むのは素敵ですけど、気に病むのはナンセンスだなと思います。
好きな時に好きな結果を得るための努力が存在しないのが、麻雀の特徴だと思うので
けど、悩むも凹むも、感情のままに趣味に熱中するのが一番いいですね。
心を動かしたら、たぶん動かした分だけ意味のある時間になるでしょう。
メカZさんも、メカゼットンeyesが認めた強者の皆さんも、きっと育成枠のやる気に応え、見守り、助けてくれる人たちだと思います。
頑張ってくださいね。
一般枠狙いは……しません。
というか、できないでしょう。
「今期中に育成枠でなくなり、次期の一般枠では雀力不足で戦力外」
というのが私の描いた理想だったので、叶ってよかったと思います。
自分が力不足だというのが理想に含まれているのは変ですか?
私は、このリーグの一般枠は、怖いくらいの高段位者や面白く魅力的な人であふれ、並の麻雀好きの目立ちたがりじゃ、太刀打ちできないという状態であった方が面白い。
それが一番都合がいい状態で、自分の理想です。
遠い理想を言うなら、麻雀で自分がもう一皮剥けたら、一般枠で再チャレンジしたいなと思います。
私はかなり移り気なので、別の事を思いついたら他の事をしているかもしれませんけど、納得して一番良い道に進んでいるという点では、何をしていても同じです。
麻雀自体は続けて、私流の「いい趣味人」であり続けたいです。
ありがたいことに、リーダー始め、複数の参加者の方から麻雀を続けていくことを応援してもらいました。嬉しかったです。
明日からも、私は麻雀TLを構築する一部になっていますので。
好きもの同士、どうぞよろしくお願いします。
書きたいことは書けましたので、初noteはおしまい。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
*注釈
《熱闘!麻雀リーグFC》
広報部がYoutubeで毎週(木)21時~配信していた公式番組。
毎節ごとの登板選手は試合後、任意で投稿フォームから試合の感想を送ることができ、それを配信内で試合結果とともに読んでもらえる。
ハガキ職人みたいな面白さと、自分と戦った同卓者の恨み節を聞ける面白さがある。
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