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小学校の個人懇談で知った、発達障害児(小4)の成長
学校での様子を知ることのできるとてもありがたい機会が、担任の先生との個人懇談会。今年はニャロナの影響で授業参観も無く、学校での様子を知る機会はかなり少なかった。4年生の次男は何とかやってんのかいな。
小4次男、すばらしく成長しておった!
彼は、発達障害(ASD/ADHD)の特性上、本来の思考方法は100か0かの極端な思考回路を持っている。
これまでの次男は、アンケートに答えるとか、今の状態を表すなどの質問に真ん中を答える事は無かった。
はい、どちらともいえない、いいえ
ある、どちらともいえない、ない
あてはまる、どちらともいえない、あてはまらない
どちらともいえないというワードの選択肢を彼が自らすすんで選ぶということはこれまで目にした事は無かった。どちらともいえない。ではなかったとしても、普通、中、やや当てはまるなどなど、真ん中あたりに書かれているワードには目もくれなかった。
何時だって、はっきりとどちらか一方を選ぶ。それはすごいことでもあるのだけど、それゆえの生きづらさがある。本人もそれに苦しんだ時期もあった。
しかし、今年の彼はどうやら違うようだ。真ん中を堂々と選ぶというアンケートを提出してくれていた。内容は詳しくはわからないけど、5問くらいのアンケートに対して、なんと!2つも真ん中を選択しているではないか!すごいよ次男。
これを私が先生に
『真ん中を2つも選んでいる事にとても成長を感じます!』
と伝えた所、先生から嬉しいお言葉を頂くことができました。
先生『彼は、折り合いをつけるという事が日に日にできるようになってきています。すごい成長ですね。時々、カッとなるような場面に出くわす時がありますが、「どうした?」と声をかけると、拳をグッと握ってこらえて心を落ち着かせていたりします。お友達とも話し合いながらお互いの折り合いをつけられる良い関係が作れるようになっていますよ。』
あぁ。次男よ。君はすごい成長しているなぁ。お母さん、泣けてきたよ。先生とお話ししながら、二人で泣いてたよ。
真ん中を選ぶ事ができるようになった事と、気持ちに折り合いをつけられるようになった事は、恐らく同じ場所が成長している。真ん中というのは、時につまらないし、はっきりしないし、何も始まらないし、どっちつかずだし、ちっともかっこよくない。けれど、そのおかげで、気持ちに折り合いをつけられたり、ちょうど良いがわかったり、心地よさを感じたり、無駄な争いをせずに済んだりする。
真ん中…めっちゃ大事。
彼の中にある真ん中は、ほんの僅かかもしれない。けれど、ものすごい大きな大きな大革命なのだ。だって、これまで存在しなかった空間が現れたのだから。この真ん中という存在を彼が理解したのは、いつ頃だろうか。多分、小2あたりだったと思う。しかし、理解したからと言って、自分の中に真ん中が自然に存在すると言うものとは程遠かった。その後、小3では、しぶしぶ真ん中という存在を認め、そして実際に使ってそして失敗を繰り返しながら真ん中を学んできた。そしてついに、ついに自ら真ん中を使えるようにまで成長したのだ!その真ん中という空間を使って、これまでよりも遥かに楽に生きる事ができるようになった。そして、これからもその真ん中という空間を使う事ができる。それはそれは大革命にして、大躍進なのだ!
やったぞ!次男!
母ちゃんは君のことをすごいと思う。よくやったね!その調子だよ!そのまま行け!道は開かれた!
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