子どもたちが、カッコイイと思うもの
小学生男子の我が子にとって、カッコイイというのはかなり大切な感覚です。カッコイイかどうかで色々な事を決定していたりします。
例えばそれは、
アニメの主人がカッコイイ
機関車がカッコイイ
自転車がカッコイイ
スケボーがカッコイイ
と言うような遊びや趣味の世界に反映しています。しかし、彼らのカッコイイの範囲というのは、とってもとっても広い範囲に及びます。
大人の感覚とは違った部分でも、カッコイイは存在している。それを教えてくれたのはまだ彼らが小さい頃でした。
街で車椅子に乗った方を見て、うちの子たちは
『何あれ!カッコイイ⤴すごい!σ(゚∀゚ )オレも乗りたい!』
補聴器を付けた方を見て、
『わぁ!カッコイイ⤴』
私がメガネをかけると
『σ(゚∀゚ )オレもメガネ欲しい!』
どうやら彼らには補助具や道具はカッコイイ物らしい。それは、仮面ライダーのベルトのようにパワーアップするための特別な道具であったり、バイクや車のようなカッコイイ移動手段であったり、戦いの為の武器なのかもしれない。
お年寄りが使っている電動カートはカッコイイ!
松葉杖はカッコイイ!
ギプスはカッコイイ!
こんな調子で、補助具的な物たちはだいたいカッコイイに分類される。
確かに、道具というのはカッコイイものだ。私も道具が大好きだから、そう言われてみればカッコイイの部類に入っていても全くおかしくないはずなのに。あぁ…大人の目はなんでこうも色がついてしまっているのだろう。
子どもたちが持っているカッコイイに私は色をつけてしまいたくない。
イヤホン、カッコイイ
イヤーマフ、カッコイイ
補聴器、カッコイイ
全部カッコイイでいいじゃないのよ。
グローブ、カッコイイ
すね当て、カッコイイ
スパイク、カッコイイ
義足、カッコイイ
義手、カッコイイ
子どもたちの目線でみるとそうなるんだ。仮面ライダーにはベルトが必要だし、フリーザにはスカウターが付いてる。超電導リニアが浮上するにはタイヤ走行が必要で、電車が連結するためには、連結器が欠かせない。スポーツをするなら特別な道具が必要だ。
チャンバラごっこなんて言葉は知らなくても棒が落ちてたら振り回すに決まっているし、一本しか無かったら間違いなく取り合いになる。どの道具もみんなそれぞれめちゃくちゃカッコイイのだから。
昨日、電車に乗ったら、電動カートで乗車されている方がいらした。子どもたちは好意的だったし、『すげぇ〜いいなぁ』と言っていた。
我が子たちを見ていると、大人が色を付けなければ差別なんて生まれないんじゃないのか?そんな風に思ってしまう。
どこかで、何かの拍子に色がついてしまって、カッコイイと表現してはいけないと思ってしまったら、うらやましいが変化してムカつくとかになってしまうんじゃないかしら。
カッコイイはいいね(≧∇≦)b
何か装備がついていたり、使っていたりする事は、必要な装備であり、カッコ良くなるための装備なのだ。子どもたちの感覚の中には、カッコイイがあふれている。そこはフラットな世界。とても素敵だなと思う。
春花粉が飛び始めて、次男は花粉症モードに入ったかな?と感じた昨日。一昨日はクラスメイトの二人が花粉メガネで学校に来ていたようです。花粉メガネもやっぱりカッコイイの対象で、σ(゚∀゚ )オレもσ(゚∀゚ )オレもと言っている。とりわけ、メガネは小学生男子にはかなり人気アイテムで、視力が落ち始める子がパラパラいるのだけど、みんなメガネをかけることをどこか自慢げに話すwwwオシャレアイテムとして確立された感もあるし、サングラスとかのようなイメージなのかもしれない。
補助具を使う事にうしろめたさを植え付けられた世代がもっている感情なんて、なんの役にも立たないと子どもたちから教わった。だからポイッ(ノ゚0゚)ノ~バイバイ〜!要らないものは手放そう。
健康が一番な事と、補助具を使う事は切り離していい。補助具そのものをオシャレアイテムくらいの感覚で捉えて、使う側になった時も、使わない側になった時もフラットでいられる方がだれもがストレスなく過ごせると思う。
恥の感情や、うしろめたさなどを使ってコントロールするやり方は一昔前ならば当たり前だった。コントロールする側にとってみれば好都合なのだから、多用する。ところがコントロールしようとした側も同じように、恥やうしろめたさに振り回される事になる。コントロールしたつもりが結局は足の引張りあい。みんなまとめてズルズルと蟻地獄行き。
抜け出せる人から、抜け出せる場所から、とっとと抜け出したほうがいい。蟻地獄に居ても、よくはならないから。
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