順番は大事
たぶん、どんなことでも順番は大事なんだと思う。
やる事は変わらなくても、順番を変えると上手く行くことがたくさんある。
順番を変えたら、一つやる事が減ったりする事だってあるし、順番を変えると違う扉が開く事もある。効率が良くなったり、新しい世界が生まれたりする。
子どもたちが上手く行ってない時に、「順番を変えてみる」という提案をする事がある。
順番が変わっただけなのにね。
順番って大事なのよ。
した事は同じなのに、結果が違う事や、見える世界が違う事が山のようにあるんだから、人生は面白い。そんな順番でやるとこんな結果になるんだ!っていう発見がたぶん死ぬまであるんだと思う。
どの順番でするのかは、自分で決めたほうがいい。失敗して、ダメなパターンも知ったほうがいい。そして、順番を変えてみることをこれからも試してみたほうがいい。
グチって、ボヤいて、ため息つくなら、きっと順番を変えたほうがいいんだよ。やり方を全部変えようとか、全く違う事を始めようとか、そういう事も時には必要だけど、怖くなって何もできなくなることもある。
順番を変えるのは割と怖くない。
「どんな順番にしようかな?神様の言うとおり!」
とかでもいいかもしれない。とにかく、ダメだった。上手く行かなかった。その順番と「さよなら」できたらそれで一歩前進なんだもの。
そうしていたら、悩みってだいたい消えていく。
そうしているうちに、困ったことが困らなくなってくる。
そうこうしていると、いい方向に進む順番に気がつく
自分で取り組んで、自分で解決する経験を持つと、誰かの言う「この順番がいいよ!」に自分の責任で試してみる事ができるようになる。
『言われた順番でやったのに、上手くいかないじゃないか!怒』
と、憤慨しなくても済むようになる。
上手く行けば『いい事を聞いた』と感謝できるし、上手く行かなければ『私には合わなかった』と思うだけ。
自分の責任で自分の人生を運転していく力は、親が代わりにやってあげているうちは育まれない。面倒な時間を過ごし、失敗の後片付けを一緒にしながら徐々に…ほんの僅かな歩みを繰り返す必要がある。
失敗している親子に冷たい世の中は、失敗している大人にも冷たい。
責任問題を時限爆弾のようにパス回し。
誰かの失敗という時限爆弾をせっせと製造する世界。
順番を変えたらいいんじゃない?
失敗は成長因子なんだから。