遠足を終えて
昨日は、なぎさちゃんとふなばしアンデルセン公園に遠足に行きました。
遠足に行く前に、じぶんたちで、いろいろなルールを決めました。
一つ目は、iPhoneを使わないということです。ふだん、私たちはiPhoneを欠かせない生活をしています。どこに行く時も持って行くし、電車など少しでも暇な時間があればiPhoneを使っています。
そんな毎日とは少し違う体験をしてみたいと思って、ルールを決めました。
iPhoneを使えないと、道もわからないし、疑問に思ったことをすぐ調べることもできません。写真を撮ったり、友達に送ったりすることもできませんでしたが、隣にいたなぎさちゃんと、いつもよりたくさんお話しすることができたと思います。それから、いつもより自分の頭で考えて行動することが増えたので、一日が長く感じました。
iPhoneをみているだけで、何もしないであっという間に過ぎてしまう時間よりも、自分の頭で考えて生活した方が、なんだか生きている感じがしていいなと思いました。
二つ目のルールは、お小遣いとおやつの金額を決めたことです。
私たちは、ことしからかいしゃいんとして働きはじめたので、アンデルセン公園で買い物をしようと思ったら、好きなものをなんでも買えてしまいます。小学生だった時は、決められたお金の中で本当に欲しいものを選んで買うしかありませんでした。でも、買えるものを全部買うよりも、悩んで決めた方が、思い出に残るような気がしました。
実際に、アンデルセン公園で私たちが買ったものは、アイスクリームだけでした。公園の中はクリスマスのかざりつけがされていて、欲しいものもたくさんあったけれど、お金が足りないのでやめました。
わたしにとって、アイスクリームを食べたことは、たった一つの思い出になりました。新鮮な牛乳の味がおいしかったことは、忘れられません。
帰り道は、バスが来なかったので、二人で駅まであるきました。途中から暗くなってきて、時間も道もわからないので、どうしよう、と不安になりましたが、5時の鐘がなったので時間がわかりました。とても長い間歩いていたような気がしていましたが、じっさいには40分しか経っていなかったのです。
私たちは、いちにち24時間という決まった時間を生きているのに、すこし過ごし方を変えるだけで、たくさんの発見ができるということに気がつきました。
自分でルールをきめて、自分でルールを守りきるというのはとても大変でしたが、全部の瞬間が思い出になりました。また違うルールにも挑戦してみたいと思いました。
つぎの遠足が楽しみです。
ぼむ女 おかゆうこ
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